茨城県立並木中等教育学校フィールドワーク2日目は、バスで島の外周を巡りました。
最初に立ち寄ったのは、「泉津の切り通し」です。

3年前の初回フィールドワークではバスで素通りしたのですが、その時、生徒さんたちが近くで見られなくて、と〜っても残念そうだったので、翌年からは立ち寄ることにしました。
続いて、「極相林」と呼ばれる成熟した森が広がる神社へ。

倒木が道を塞いでいて驚きましたが、そのまま奥へ進み、森の様子を観察しました。
その後は歩いて海岸へ向かい、

潮風や強い日差しの中で生きる植物たちの、特徴を見ていきました。

次に訪れたのは筆島です。
波が火山を削ることで、過去の地下のマグマの動きがわかる場所ですが、この時は生徒さんから質問が途切れず、答えるのに精一杯で、景色の写真は一枚もありません(笑)。
ただ、最後に生徒さんたちがマルバシャリンバイの実を味見して、「硬くてまずい!」と言っていたので、私も種を観察して写真だけ撮りました。

なるほど、果肉が少なくて種子が大きいのですね。

(図鑑に追加しよう!)
その後は、火口の中に人が暮らす「波浮港」の展望台へ。

ここでは波浮港について調べてきた生徒さんが、年号まで正確に説明してくれて感心しました。

港を作り上げた「スーパーヒーロー」秋廣平六氏の像の前でポーズ。

楽し〜💕
お弁当は、芝生の広がるトウシキ園地で。

雨天時のことも考えて、屋根付きの場所を選んだのですが、この日は気持ちのよい青空。

生徒さんたちは芝生に輪になって座り、とても穏やかな昼食時間となりました。
先生も「最高の天気ですね!」と嬉しそうで、私も嬉しかったです❣️
次は「学び」よりも「弾ける時間」として、“砂の浜へ!(やっぱり楽しくないとね😆)

半分近くの生徒さんが裸足になり、

波と遊んでいました。

中には、素敵な模様の入った石を見つけ、私に教えてくれたり

ハート形の石を撮影したスマホ画面を、見せてくれた生徒さんもいました!

💕😍
そして、最後の締めは、地層大切断面!

地滑り、カルデラ噴火、海底から隆起した直後の爆発的噴火など、過去に起きた様々な現象を読み取りながら、端から端まで歩きました。
楽しい時間はアッという間に過ぎ去り、帰る時間に😢
見送りに行くと、船の1階席の窓越しに、生徒さんたちが手を振ってくれました。

富士山を背景に、みんなを乗せた船が本土へ帰っていく光景は、なんだか美しすぎました。

❤️
今回のフィールドワークは40名以上の応募があり、抽選で選ばれた生徒さんが参加したそうです。
先生は「ここほど教育効果の高い場所は他にないのでは?」と言ってくださっていて、伊豆大島のサイズ感、多様な環境、地球の活動を実感できる風景、そして生きものたちの物語を高く評価してくれています。
その思いが生徒さんにも伝わるのか、積極的に学ぼうとする姿がとても印象的でした。
私自身も、生徒さんたちの発見や視点、元気な姿に、たくさんパワーをもらいました。
参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました!
伊豆大島で過ごした時間が、皆さんにとって大事な思い出の一つになりますように❣️
(かな)





























































