火山×港×釣り 岡田港ツアー下見レポート

今日は、ジオガイド仲間のカッチン(杉山さん)と一緒に、岡田港へツアーの下見に行ってきました。

 

実は現在、世界仮想旅行社とジオツーリズム協会のコラボ企画として、オンラインとリアルを組み合わせたツアーを計画中です。
正式発表はまだですが、伊豆大島を舞台に、3月にオンラインツアー、5月にリアルツアーを開催予定です。

リアルツアーでは、前半は火山を歩き、後半は、岡田のまち歩き&釣りと、地層や海岸を回るツアーに分かれる予定でいます(詳細は、これから決めます)

 

ということで今日は、そのオンラインツアー用の写真撮影も兼ねての下見。

 

港の先端まで歩くと、快晴で、なんと富士山、大室山、岡田火山(伊豆大島火山と合体した古火山)の崖が、一度に見える絶景!

で、この景色を背景に釣り!

5月は小魚の群れがたくさん入り、ほぼ100%釣れるとのこと。

その場でさばいて下処理もしてくれるので、初心者の方でも気軽に参加できそうです。

 

港でちょっと遊んでから

“海に流れ込んだ溶岩”を観察しに行きました。


すると、そこで写真を撮っていた女子大生たちと、なぜかそのまま一緒に歩くことに(笑)。

 

集落の細い路地を抜け、

家の脇に置かれた水瓶を見ながら、屋根に降った雨水をためて使っていた、昔の暮らしをカッチンが大学生たちに説明。

 

そして、源為朝を祀る八幡神社へ。

積まれた石垣が溶岩であることとか、

あれこれ観察しながら進むと、

女子大生たちは、境内の奥の岩を見て


「すごい〜! 何も聞かなかったら、ただの岩だと思ってました!」という、素敵な感想が❣️

 

岡田の集落は、沢に流れ込んだ溶岩の上に広がっているため、神社の敷地内も急で狭い階段が多く、みなさん慎重に歩きます。

 

観光ではあまり通らない階段を上ると、一気に30mほど高い場所へ。

そこから見下ろす港の景色も、また格別でした。

 

もう一つ訪れたのが、海の神様・龍王神社。

狭く急な階段と鳥居が続き、写真を撮ると、まるで鳥居の上に乗っているようで、これまた印象的。

短い時間でしたが、女子大生たちとも一緒に楽しく歩く散策は終了。

 

戻る途中、新しくできたカフェに立ち寄ると、大島牛乳で作ったカステラがとても美味しくて感動しました。

歩いたあとに、まちのカフェでほっと一息つける…。これ、最高ですね!

ただ問題は、この下見だけですでに2時間かかっていること(笑)
リアルツアーでは、釣りも入れて2時間を予定しているので、どう組み立てるかは要検討です。

 

とはいえ、楽しくなる予感しかしません!!

5月は、山にも白い野の花が咲き、命がいきいきと感じられる季節。
満足していただけるツアーにしたいと思います。

 

まずは、オンラインツアーを形にしないとですね😅

 

(かな)

 

伊豆大島ジオパーク講座「伊豆大島の椿」

18日(日)に伊豆大島ジオパーク講座「伊豆大島の椿」が開催され、

椿花ガーデン、大島公園椿園での現地講座に参加してきました。

 

どちらの園も伊豆大島が世界に誇る「国際優秀椿園」に認定されており、

とても丁寧に管理されていることが印象的でした。

なかでも、椿花ガーデンの山下さんのお話で特に心に残ったのは、

日本と欧米の椿に対する美意識の違いです。

日本では、茶道や生け花の「わびさび」の文化の影響から

一重で楚々とした椿が好まれ、枝や葉も飾ることが多い一方、

欧米では、華やかで大きな花が好まれ、花だけ飾ることも多く、

また欧米で生まれた品種には大きくゴージャスな花が多いそうです。

 

 

大島公園椿園でのご案内も準備が行き届いており、

充実した講習でした。

たくさんの品種の椿があり、園内をめぐりながら

「自分の推し」を見つけるのも椿園の楽しみ方の一つだと知りました。

 

また、椿の品種名の由来には、日本の歴史や文化が深く関わっているものも多く、

椿の奥深さを改めて感じました。

 

最後に、山下さんからご提供いただいた、

富士山がくっきり見える富士見の丘

周りの理解が得られない中で

山下さんが相当な年月と労力をかけて開墾し、

伊豆半島や富士山を一望できる見事な丘を作り上げたお話を伺い、

大きな感銘を受けました。

 

観光の象徴としても、大島の暮らしになくてはならない椿。

今年で71回目となる椿祭りも2月1日から始まります。

 

ぜひ多くの方に訪れていただきたいです!

 

(ユリカ)

伊豆大島のコウモリ4種

伊豆大島のコウモリ4種が、「いきもの図鑑」に掲載されています。


アブラコウモリ
家をねぐらとするコウモリで、伊豆諸島では伊豆大島御蔵島で、記録があるそうです。

島内の観察例では、ある家で見つかったあと、4キロほど離れた場所に放しても、戻ってきたことがあるようです。よほどお気に入りの住まいだったのかもしれませんね。

 

ニホンキクガシラコウモリ
伊豆諸島では、大島・新島・三宅島で確認されており、国内の洞穴性コウモリの中では最も普通に見られる種類。

夏の早朝には、足で枝にぶら下がりながら超音波で周囲を探り、飛び立って虫を捕まえ、再び枝に止まって食べる様子を観察することができるそう。早起きして行動を観察するのも楽しそうですね。


コキクガシラコウモリ
伊豆諸島では、新島・三宅島・御蔵島八丈島・大島で記録されています。姿はニホンキクガシラコウモリと似ているけれど、大きさは半分ぐらいと小さいそう。

体温を下げて代謝を抑えることで、エネルギー消費を“節約”するような仕組みがあるそうで、その点がなんだかうらやましいような面白さがあります。
元町風待地区の防空壕では、冬季に最大で77頭が確認されたこともあるそうです。


ユビナガコウモリ
伊豆諸島では、伊豆大島でだけ確認されています。前腕の第3指(人の中指)が非常に長いコウモリで、直線的に飛ぶため、広い空間を好むのが特徴とか。

伊豆大島では過去に2009年秋に一度だけ、「行者海岸トンネル」の天井で、小さな集団が発見されました。
当時、ガイドメンバーで歩いて見に行った思い出があり、もう15年以上前になるのだな…と懐かしく感じます。

 

(かな)

 

「ヒメミガメ」と「ウミガメ総論」

しばらくお知らせしていませんでしたが、生き物図鑑の動物のカテゴリーに記事が増えています。

今日は、「ヒメミガメ」と「ウミガメ総論」の記事をお知らせします。

 

ヒメウミガメ

ヒメウミガメは伊豆大島では漂着個体は確認されていないようですが、伊豆諸島近海で捕獲されたこともあるとのこと。太平洋やインド洋などで大集団が昼間に上陸産卵する「アリバダ」と呼ばれる光景が見られることがあるそうです。(このカメが海岸を埋め尽くす光景を見てみたい〜!)

ウミガメの中では小さいサイズ(甲長50〜70cm程度)にもかかわらず、深く潜るのが得意みたいで、最大推進潜水深さは288m、潜水時間3時間20分に及んだ記録があると言うことです(驚)

 

ウミガメ総論

ウミガメ総論には、筆者の成瀬さん(みどりの地球大好き会)が、どのような方法で調査、保護活動をしてきたかのほかに

調査したときの砂の中の温度グラフなど、貴重なデータも公開されています。

30年以上、地道に調査を継続してきた成瀬さんだからこそ残せた、貴重なデータだと思います。

 

ぜひご覧ください!

 

(かな)

 

2年めはゴジラと❤️

1月16日は、1年前にツアーに参加してくれたお客様(Kさん)が、長野県から再び大島を訪ね、ツアーに参加してくれました。

 

三原山西展望所の往復だけだった前回は、溶岩トンネルの中にゴジラのフィギュア置きたい!」という素敵なアイデアを出してくれました。その発想が面白く、後日、本当にゴジラのフィギュアを買って、自分で撮影にいったのでした😌(前回ツアーのブログはこちらゴジラのフィギアを持って歩いた時のブログはこちらです)

 

今回のご希望は裏砂漠。

森の入口に入った途端、ぐにゃぐにゃと曲がった木々を見て、「地元にはない」と興味を持ってくれました。

目の前に垂れ下がる“ツルマサキ”にも注目!

地元の長野では、高い木に這い上がっている姿しか見たことがないそうで、道にまで伸びてきている姿に驚かれていました。

 

森のトンネルを抜け

噴火で焼け野原になった場所に、木々が再生中の風景を、しばし見入り

足元のマグマの飛沫(スコリア)にも注目し、観察されていました。

 

この時期、花も葉もなく地味〜な姿の「ニオイウツギ」を見た時には、カバンから“冬芽ハンドブック”を取り出して確認!

ニオイウツギはハコネウツギの変種と言われているので、それで調べたら特徴がピッタリでした!

(冬芽ハンドブックをを持ち歩いているお客様に、初めて出会いました!)


近くにあったシマヘクソカズラの実を見た時は、「色々な薬効があるらしいですよ」と。

私も聞いたことはありましたが、どんな薬効だったか記憶があいまいだったので、その場でスマホ検索。

「ひび・あかぎれ・しもやけ: 完熟した生の果実を潰して汁を塗るか、ハンドクリームなどに混ぜて使うと、皮膚の潤いを保ち、改善効果が期待できます」なのだそう。
いつか特別保護地区以外の場所のヘクソカズラで試してみたいです!

 

ジオ・ロックガーデンでは、「お祈りしている犬に見える!」と評判の岩を、「カサゴに見える」と。

言われてみたら、右を向いているカサゴにも見えましたが、なんとなく私が見ている形と違うものを見ていたような気も…🤣

 

裏砂漠では「かぁ〜!」というカラスの大声に驚きつつ

砂漠地帯を進んで、縞々の地層が美しい崖に到着。

写真を撮ろうとしたら、地層になってくれました🤣

 

この日は「行けるところまで行きたい」というご要望だったため、風が強くなる前にと、せっせと第二展望台を目指しました。(昼から強風予報)

道中、手のひらサイズの可愛い火山弾を発見し、櫛形山を背景に記念撮影。

そして山頂到着!

本当はここで、お茶でも飲みたい気分でしたが、だんだん風が強くなっているのを感じたので、写真だけ撮って早めに下山。

 

そして帰り道…。多少風が強くなっても安全なところまで戻ってきたので、例のモノを出しました!

「Kさんが来たら一緒に写真を撮ろう」と思っていたゴジラのフィギア!!🤣

最初は岩に置いて2人で写真を撮っていたのですが、

Kさんの「ゴジラの餌になるものがあればいいのに」というひと言で辺りを探し、近くに転がっていた“溶岩のかけら”を、くわえさせてみました。

「お! いいかも〜!!」と盛り上がって周りを見たら、かなりいびつだけどハートに見えなくもない石があったので、今度はそれを、くわえさせました。

しかし風にあおられて一瞬で吹き飛んでしまい…😅
「あぁ〜ハートが飛んじゃった!」と言うKさんの一言が面白かったです🤣


帰り道は、いろいろなお話をしながら、のんびり歩きました。

年は親子以上(?)に違うけれど、旧友と歩いているような気持ちになって、とても楽しい時間を過ごしました。

 

Kさんは、この日の景色に何度も「地球を感じる」と言ってくれた素敵な感性の持ち主です。

ぜひまた一緒に歩きたいです。

 

(かな)

 

ルリビタキ

この冬も海を越えてやって来ています。

メスタイプがイモムシを見つけました。

こんなに大きいの、嬉しそうでした。

 

 

 

食べ終わった・・・のではなく、落としてしまいました。

この後ちゃんと拾って完食しました。

 

 

ほど近い場所にはオス成鳥がいました。

 

 

後ろから朝陽が当たって体の輪郭が輝いています。

 

 

 

ちょっと移動して美しい瑠璃色の背中を見せてくれました。

ありがとう!

火曜日の出会いでした。

 

がんま