伊豆大島のコウモリ4種

伊豆大島のコウモリ4種が、「いきもの図鑑」に掲載されています。


アブラコウモリ
家をねぐらとするコウモリで、伊豆諸島では伊豆大島御蔵島で、記録があるそうです。

島内の観察例では、ある家で見つかったあと、4キロほど離れた場所に放しても、戻ってきたことがあるようです。よほどお気に入りの住まいだったのかもしれませんね。

 

ニホンキクガシラコウモリ
伊豆諸島では、大島・新島・三宅島で確認されており、国内の洞穴性コウモリの中では最も普通に見られる種類。

夏の早朝には、足で枝にぶら下がりながら超音波で周囲を探り、飛び立って虫を捕まえ、再び枝に止まって食べる様子を観察することができるそう。早起きして行動を観察するのも楽しそうですね。


コキクガシラコウモリ
伊豆諸島では、新島・三宅島・御蔵島八丈島・大島で記録されています。姿はニホンキクガシラコウモリと似ているけれど、大きさは半分ぐらいと小さいそう。

体温を下げて代謝を抑えることで、エネルギー消費を“節約”するような仕組みがあるそうで、その点がなんだかうらやましいような面白さがあります。
元町風待地区の防空壕では、冬季に最大で77頭が確認されたこともあるそうです。


ユビナガコウモリ
伊豆諸島では、伊豆大島でだけ確認されています。前腕の第3指(人の中指)が非常に長いコウモリで、直線的に飛ぶため、広い空間を好むのが特徴とか。

伊豆大島では過去に2009年秋に一度だけ、「行者海岸トンネル」の天井で、小さな集団が発見されました。
当時、ガイドメンバーで歩いて見に行った思い出があり、もう15年以上前になるのだな…と懐かしく感じます。

 

(かな)

 

「ヒメミガメ」と「ウミガメ総論」

しばらくお知らせしていませんでしたが、生き物図鑑の動物のカテゴリーに記事が増えています。

今日は、「ヒメミガメ」と「ウミガメ総論」の記事をお知らせします。

 

ヒメウミガメ

ヒメウミガメは伊豆大島では漂着個体は確認されていないようですが、伊豆諸島近海で捕獲されたこともあるとのこと。太平洋やインド洋などで大集団が昼間に上陸産卵する「アリバダ」と呼ばれる光景が見られることがあるそうです。(このカメが海岸を埋め尽くす光景を見てみたい〜!)

ウミガメの中では小さいサイズ(甲長50〜70cm程度)にもかかわらず、深く潜るのが得意みたいで、最大推進潜水深さは288m、潜水時間3時間20分に及んだ記録があると言うことです(驚)

 

ウミガメ総論

ウミガメ総論には、筆者の成瀬さん(みどりの地球大好き会)が、どのような方法で調査、保護活動をしてきたかのほかに

調査したときの砂の中の温度グラフなど、貴重なデータも公開されています。

30年以上、地道に調査を継続してきた成瀬さんだからこそ残せた、貴重なデータだと思います。

 

ぜひご覧ください!

 

(かな)

 

2年めはゴジラと❤️

1月16日は、1年前にツアーに参加してくれたお客様(Kさん)が、長野県から再び大島を訪ね、ツアーに参加してくれました。

 

三原山西展望所の往復だけだった前回は、溶岩トンネルの中にゴジラのフィギュア置きたい!」という素敵なアイデアを出してくれました。その発想が面白く、後日、本当にゴジラのフィギュアを買って、自分で撮影にいったのでした😌(前回ツアーのブログはこちらゴジラのフィギアを持って歩いた時のブログはこちらです)

 

今回のご希望は裏砂漠。

森の入口に入った途端、ぐにゃぐにゃと曲がった木々を見て、「地元にはない」と興味を持ってくれました。

目の前に垂れ下がる“ツルマサキ”にも注目!

地元の長野では、高い木に這い上がっている姿しか見たことがないそうで、道にまで伸びてきている姿に驚かれていました。

 

森のトンネルを抜け

噴火で焼け野原になった場所に、木々が再生中の風景を、しばし見入り

足元のマグマの飛沫(スコリア)にも注目し、観察されていました。

 

この時期、花も葉もなく地味〜な姿の「ニオイウツギ」を見た時には、カバンから“冬芽ハンドブック”を取り出して確認!

ニオイウツギはハコネウツギの変種と言われているので、それで調べたら特徴がピッタリでした!

(冬芽ハンドブックをを持ち歩いているお客様に、初めて出会いました!)


近くにあったシマヘクソカズラの実を見た時は、「色々な薬効があるらしいですよ」と。

私も聞いたことはありましたが、どんな薬効だったか記憶があいまいだったので、その場でスマホ検索。

「ひび・あかぎれ・しもやけ: 完熟した生の果実を潰して汁を塗るか、ハンドクリームなどに混ぜて使うと、皮膚の潤いを保ち、改善効果が期待できます」なのだそう。
いつか特別保護地区以外の場所のヘクソカズラで試してみたいです!

 

ジオ・ロックガーデンでは、「お祈りしている犬に見える!」と評判の岩を、「カサゴに見える」と。

言われてみたら、右を向いているカサゴにも見えましたが、なんとなく私が見ている形と違うものを見ていたような気も…🤣

 

裏砂漠では「かぁ〜!」というカラスの大声に驚きつつ

砂漠地帯を進んで、縞々の地層が美しい崖に到着。

写真を撮ろうとしたら、地層になってくれました🤣

 

この日は「行けるところまで行きたい」というご要望だったため、風が強くなる前にと、せっせと第二展望台を目指しました。(昼から強風予報)

道中、手のひらサイズの可愛い火山弾を発見し、櫛形山を背景に記念撮影。

そして山頂到着!

本当はここで、お茶でも飲みたい気分でしたが、だんだん風が強くなっているのを感じたので、写真だけ撮って早めに下山。

 

そして帰り道…。多少風が強くなっても安全なところまで戻ってきたので、例のモノを出しました!

「Kさんが来たら一緒に写真を撮ろう」と思っていたゴジラのフィギア!!🤣

最初は岩に置いて2人で写真を撮っていたのですが、

Kさんの「ゴジラの餌になるものがあればいいのに」というひと言で辺りを探し、近くに転がっていた“溶岩のかけら”を、くわえさせてみました。

「お! いいかも〜!!」と盛り上がって周りを見たら、かなりいびつだけどハートに見えなくもない石があったので、今度はそれを、くわえさせました。

しかし風にあおられて一瞬で吹き飛んでしまい…😅
「あぁ〜ハートが飛んじゃった!」と言うKさんの一言が面白かったです🤣


帰り道は、いろいろなお話をしながら、のんびり歩きました。

年は親子以上(?)に違うけれど、旧友と歩いているような気持ちになって、とても楽しい時間を過ごしました。

 

Kさんは、この日の景色に何度も「地球を感じる」と言ってくれた素敵な感性の持ち主です。

ぜひまた一緒に歩きたいです。

 

(かな)

 

ルリビタキ

この冬も海を越えてやって来ています。

メスタイプがイモムシを見つけました。

こんなに大きいの、嬉しそうでした。

 

 

 

食べ終わった・・・のではなく、落としてしまいました。

この後ちゃんと拾って完食しました。

 

 

ほど近い場所にはオス成鳥がいました。

 

 

後ろから朝陽が当たって体の輪郭が輝いています。

 

 

 

ちょっと移動して美しい瑠璃色の背中を見せてくれました。

ありがとう!

火曜日の出会いでした。

 

がんま

いっぱい歩きました!

今日は、とあるテレビ番組の下見スタッフの皆さんと一緒に、表砂漠〜火口〜裏砂漠をぐるりと巡る大回りコースを歩いてきました。

 

歩行時間は約8時間、歩数は22,000歩。
夜はジオパークの講習を聞きにいっていたので、さすがに今は力尽き気味😅
とりあえず、今日の景色の写真だけ載せておきます。

 

パホイホイの丘を登り、

1986年の溶岩の下から表砂漠へ抜ける道を歩きました。

草が刈られて道幅も広がり、歩きやすくなっていたので驚きました。

 

表砂漠では、外輪山にある滑走台跡を確認し、

山の斜面を登って

14時10分に火口展望所到着。

残念ながら、太陽の位置が低くなり、火口の底に黒い影がかかってしまっていました😅

 

剣ヶ峰到着。

番組の中では、ここが最終目的地!

風もなく、快適な天気になりました❤️

 

続いて裏砂漠へ。

人工物のない一面の黒い大地に、感動してくれていたようです。

 

表砂漠からのアプローチと、裏砂漠側からのアプローチ。
それぞれ個性があり魅力がありますが、番組の構成上どちらかしか選べないようで、取材の皆さんはずっと、考えながら歩かれていました。

 

どんな物語が完成するのか楽しみです。

 

ツアー終了後…。空が赤く染まり、美しすぎる日没が目の前に現れました。

地球からご褒美もらった気分でした〜❤️

(かな)

 

図書館のじお年賀

1月6日から今月いっぱい大島町図書館で開催されている「じお年賀」企画!

夏の「じお中元」に続き、今回も本を借りてきました📚✨

表紙もかわいく、キャッチコピーを眺めながら

どれにしようかワクワクしつつ選ぶ時間も楽しいひととき。

 

わたしが選んだテーマはこちらです!


「おしゃべり!」

 

ガイド活動にも活かせるかもしれない、と思いこちらに決めました。

 

家に帰って包みを開けてみると、出てきたのはこの2冊!

 

なんと、「鳥のおしゃべり」でした!!

 

そのうち1冊が、以前からタイトルも気になっていて、動画も見たことがあった

鈴木俊貴さんの

『僕には鳥の言葉がわかる』

 

読み始めてみると、なんと面白いこと。

 

文章のトーンもわかりやすくて、

思わずクスっと笑ってしまうオチもあり

自然観察や研究の世界が、エッセイのように親しみやすく書かれています。

 

中学生くらいの、これからの進学や進路を考えていく世代にも

オススメしたい本だなと思いました。

 

シジュウカラの「言葉」を理解しようとする過程から伝わってくる、

動物への深い愛。

 

学術界を震撼させ、「動物言語学」という新しい学問分野まで切り拓いた

同世代である鈴木さんの生き方に感銘を受けました。

 

人間と自然は、どう関わっていくべきなのか。

そんな問いを静かに投げかけてくれる、

とても素晴らしい一冊でした。

 

本書やもう一冊の『野鳥図鑑』では、

QRコードを使って鳥の鳴き声を聞くことができます。

 

鳥たちがコミュニケーションをしていると思うと、

自然の中を歩く楽しさが一層増しますね✨

 

素敵な本を紹介してくださった、

図書館委員・ジオパーク推進委員のみなさま、ありがとうございました。

 

(ユリカ)