北大東島の観光振興に関わる皆さんと歩きました!(1日目)

沖縄の北大東島で観光振興に関わる皆さんが、研修のために伊豆大島へ来島。ツアーに参加してくれました。


昨日は一日ツアーの予定で、三原山山頂口を出発。
三原山の裾野で、伊豆大島火山らしい溶岩を体験してもらい、

舗装された歩道を登っていくと、今年初めての氷柱ができていました。

「これでお酒をロックにしたら美味しそう」と、氷の粒を手に取り観察する皆さん😁

薄く積もった雪が、凍ってツルツル滑るので、注意しながら登りました😅

ゆっくり登って、トイレの上の展望所で昼ご飯。

だんだん風が強くなってきて寒くなり、噴気の暖かさがありがたかったです。

(噴気体感中)

火口は底まできれいに見え…

火口1周コースの道脇に、ところどころ残る雪を、お客様が丸めて玉を作っているのを見て、「そうだ、雪だるまを作れたらいいな」と思いつきました。(手に持たれている白いものが雪玉です)

雪の塊はわずかしかありませんでしたが、それでも少しの雪をまとめて、すごく小さな雪だるまを作りました。

小さすぎて、足元の黒い石で目を入れようとしたら顔が潰れてしまったので(笑)、諦めて黒い砂粒サイズの火山灰で適当に(笑)。

かなりいいかげんな“雪だるまもどき”ですが、お客様が撮ってくれていて嬉しかったです❣️

 

一度弱まっていた噴気も、再び勢いよくなって、北大東島の皆さんを歓迎してくれていました!

バンザ〜イ❣️


山を下ったところでは、降り積もったマグマのしぶきが連なる風景を見て、「北大東島の海岸に似ている」との感想が。

私も、1年前に伺った北大東島の、石灰岩がゴツゴツしている海岸を思い出しました。

(1年前に北大東島に伺ったときの写真)↓


裏砂漠では、交代で構造色を再現するシャボン玉に包まれ、

青空に向けてジャンプ!

(ストック使って飛ぶの、良いアイデアですね!)


陽がかなり傾いた頃、ゴツゴツした溶岩を背景に記念写真。

植物の再生をたどる一本道を歩く女性陣の姿が素敵で、思わず写真を撮りました。

成り立ちも、自然も、暮らしも、伊豆大島とは違う個性をもつ北大東島

遠くからおたずねいただき、お話ししながら一緒に歩くことができて、嬉しかったです!(感謝)

 

2日目の報告は、明後日に続きます。

 

(かな)

 

ハチジョウノミギセル

「ハチジョウノミギセル」という名前を初めて聞いたのは、昨年10月30日のことでした。
今年の秋に開催される世界島嶼生物学会の下見で、研究者のみなさんと一緒に島を回っていた日のことです。

 

調査を終え、元町のアイスクリーム屋さんで一息ついていたときのこと。
その輪からひとり先に抜け出し、道路脇にしゃがみ込んで何やら観察していた伊藤さん(「いきもの図鑑・陸産貝類」執筆者)が、「ハチジョウノミギセルが、いっぱいいる!」と教えてくれました。

「どれどれ?」と、みんなで集まって観察開始!

伊藤さんが夢中で写真を撮っている後ろ姿から、キセルガイ愛が伝わってきました😌

伊藤さんによると、「この貝は、今のところ元町の集落内でしか見つかっていない」とのこと。

 

一方で、八丈植物公園・八丈ビジターセンターのホームページには、「三宅島・八丈島青ヶ島に分布しています」とあり、林内の落葉の下や転石の下では、普通に見られるとも書かれています。(参考:八丈植物公園・八丈ビジターセンターHP)

 

では、伊豆大島のハチジョウノミギセルは、どうやってこの島にやってきたのでしょうか?
そして、なぜ元町の家が立ち並ぶ場所でだけ、生きているのでしょうか?

 

地味で、小さくて、つい見過ごしてしまいそうな貝。
でも、その存在に目を向けてみると、島の成り立ちや生き物の移動、暮らしの歴史まで想像が広がっていきます。

小さな貝ひとつから、奥深〜い生命の不思議を楽しめるた、素敵なひとときでしたは❤️

 

(かな)

「いきもの図鑑」に、陸産貝類追加されました!

「いきもの図鑑」に、大島の陸産貝類のページが新しく掲載されました。軟体動物の項目、ウミガメの下にあります。

原稿は、静岡大学の伊藤舜さん(陸産貝類専門)にご執筆いただきました。
https://researchmap.jp/sito7330i

 

私がいつも山で会う機会が多いカタツムリは、

シモダマイマイ

ヒダリマキマイマイ

ニッポンマイマイの3種類。

 

小さくて巻きの多いエンスイマイマイ

ずんぐりしていて丸い殻を持つウスカワマイマイは…

見ていても気付いていなかったのかもしれません。

 

そして、普段一番よく見かけるシモダマイマイが、伊豆半島南部と伊豆諸島(大島〜神津島)だけに在来分布し、世界中で見てもこの地域にしかいない特別な貝だということを知って、今度会ったら「君、すごいんだね!」と声をかけてあげられそうな気がしました(笑)

 

また、細長い貝殻を持つキセルガイの仲間

ハコネギセルや

ヒロクチコギセルなど5種類。

 

ナメクジの仲間は3種類が確認されているそうです。

原稿を読んで、正直「こんなに色々な種類がいたのか!」と驚きました。

 

種類が見分けられるようになると、散策がぐっと楽しくなりそうです。

図鑑には「どんな環境を好むか」「何を食べているのか」も書かれているので、ぜひご活用ください〜!!

 

(かな)

 

アカハラ

この冬はシロハラツグミと共にたくさん来ています。

この子は月曜日に南部で出会いました。

落ちツバキの道で。

 

 

車の中から撮っているとどんどん近付いて来ました。

 

 

 

キリッ!!

とポーズを決めたあと・・・

 

 

 

猛ダッシュしてミミズを捕まえました。

 

生きがいいです。

 

 

 

ゴックン寸前。

 

 

無事に飲み込むと近くのブロック塀へ。

野鳥たちのこういう姿に日々癒されています。

 

がんま

火山×港×釣り 岡田港ツアー下見レポート

今日は、ジオガイド仲間のカッチン(杉山さん)と一緒に、岡田港へツアーの下見に行ってきました。

 

実は現在、世界仮想旅行社とジオツーリズム協会のコラボ企画として、オンラインとリアルを組み合わせたツアーを計画中です。
正式発表はまだですが、伊豆大島を舞台に、3月にオンラインツアー、5月にリアルツアーを開催予定です。

リアルツアーでは、前半は火山を歩き、後半は、岡田のまち歩き&釣りと、地層や海岸を回るツアーに分かれる予定でいます(詳細は、これから決めます)

 

ということで今日は、そのオンラインツアー用の写真撮影も兼ねての下見。

 

港の先端まで歩くと、快晴で、なんと富士山、大室山、岡田火山(伊豆大島火山と合体した古火山)の崖が、一度に見える絶景!

で、この景色を背景に釣り!

5月は小魚の群れがたくさん入り、ほぼ100%釣れるとのこと。

その場でさばいて下処理もしてくれるので、初心者の方でも気軽に参加できそうです。

 

港でちょっと遊んでから

“海に流れ込んだ溶岩”を観察しに行きました。


すると、そこで写真を撮っていた女子大生たちと、なぜかそのまま一緒に歩くことに(笑)。

 

集落の細い路地を抜け、

家の脇に置かれた水瓶を見ながら、屋根に降った雨水をためて使っていた、昔の暮らしをカッチンが大学生たちに説明。

 

そして、源為朝を祀る八幡神社へ。

積まれた石垣が溶岩であることとか、

あれこれ観察しながら進むと、

女子大生たちは、境内の奥の岩を見て


「すごい〜! 何も聞かなかったら、ただの岩だと思ってました!」という、素敵な感想が❣️

 

岡田の集落は、沢に流れ込んだ溶岩の上に広がっているため、神社の敷地内も急で狭い階段が多く、みなさん慎重に歩きます。

 

観光ではあまり通らない階段を上ると、一気に30mほど高い場所へ。

そこから見下ろす港の景色も、また格別でした。

 

もう一つ訪れたのが、海の神様・龍王神社。

狭く急な階段と鳥居が続き、写真を撮ると、まるで鳥居の上に乗っているようで、これまた印象的。

短い時間でしたが、女子大生たちとも一緒に楽しく歩く散策は終了。

 

戻る途中、新しくできたカフェに立ち寄ると、大島牛乳で作ったカステラがとても美味しくて感動しました。

歩いたあとに、まちのカフェでほっと一息つける…。これ、最高ですね!

ただ問題は、この下見だけですでに2時間かかっていること(笑)
リアルツアーでは、釣りも入れて2時間を予定しているので、どう組み立てるかは要検討です。

 

とはいえ、楽しくなる予感しかしません!!

5月は、山にも白い野の花が咲き、命がいきいきと感じられる季節。
満足していただけるツアーにしたいと思います。

 

まずは、オンラインツアーを形にしないとですね😅

 

(かな)

 

伊豆大島ジオパーク講座「伊豆大島の椿」

18日(日)に伊豆大島ジオパーク講座「伊豆大島の椿」が開催され、

椿花ガーデン、大島公園椿園での現地講座に参加してきました。

 

どちらの園も伊豆大島が世界に誇る「国際優秀椿園」に認定されており、

とても丁寧に管理されていることが印象的でした。

なかでも、椿花ガーデンの山下さんのお話で特に心に残ったのは、

日本と欧米の椿に対する美意識の違いです。

日本では、茶道や生け花の「わびさび」の文化の影響から

一重で楚々とした椿が好まれ、枝や葉も飾ることが多い一方、

欧米では、華やかで大きな花が好まれ、花だけ飾ることも多く、

また欧米で生まれた品種には大きくゴージャスな花が多いそうです。

 

 

大島公園椿園でのご案内も準備が行き届いており、

充実した講習でした。

たくさんの品種の椿があり、園内をめぐりながら

「自分の推し」を見つけるのも椿園の楽しみ方の一つだと知りました。

 

また、椿の品種名の由来には、日本の歴史や文化が深く関わっているものも多く、

椿の奥深さを改めて感じました。

 

最後に、山下さんからご提供いただいた、

富士山がくっきり見える富士見の丘

周りの理解が得られない中で

山下さんが相当な年月と労力をかけて開墾し、

伊豆半島や富士山を一望できる見事な丘を作り上げたお話を伺い、

大きな感銘を受けました。

 

観光の象徴としても、大島の暮らしになくてはならない椿。

今年で71回目となる椿祭りも2月1日から始まります。

 

ぜひ多くの方に訪れていただきたいです!

 

(ユリカ)