春は嬉しいけれど

ツアー報告が溜まってしまったので、3回のツアーで見つけた「!」を、まとめて報告します。

 

4月18日

50代の息子さんと80代のお母さんとのツアー。

 

翌日早い船で戻られる予定で、この日しか島全体をみていただける時間がなかったこともあり、車で近づける裏砂漠と、

溶岩の丘の散策を楽しみ、あとは車で島を一周しました。

ヒメユズリハの若葉が美しく、「花かと思った」とお母様。

下向きに花をつける「モミジイチゴ」も、あちらこちらで開花していました!

溶岩のそばで、まだ咲き残っていた美しいヤブツバキの花もお楽しみいただけました!

 

4月19日

50代のお友達同士と、三原山西展望所へ。

空の雲が美しくて、みんなで見上げました。

 

足元には1cmぐらいの小さなコケリンドウの花が、あちらこちらで絶賛開花中でした!

お客様は、スタート地点にある看板の…

「チョロチョロ出てくるオカダトカゲ」という箇所が記憶に残っていたらしく、

なんと本当にチョロチョロでてきたトカゲを、目ざとく見つけて教えてくれました。
トカゲは逃げ足が早すぎて、写真を撮れませんでしたが、「予習効果すごいな」と思いました(笑)


4月21日

私と同じ年の奥様と、やや年上の旦那様との夫婦旅

 

「霧と溶岩」の雰囲気を楽しみ

フワフワのシロダモの若葉と、私の大好物の水滴!

華やかなピンク色のオオシマツツジの初々しい姿を鑑賞!

 

穴だらけの真っ赤な石と、穴にスッポリはまった虫も観察し

白いつぶつぶ模様(星状毛ともいう)が目立つ、マルバアキグミの花などなど…

春の景色を楽しみつつ歩きました。

 

ところで、三組のお客様全員に必ずリクエストされたのは、泉津切り通し。

大きなスダジイ根の写真を見て「トトロの世界みたい」と思われたようです。

 

そしてなんと、21日に根を見に行った時には、木々の森の表面が黄色くなっていました!

スダジイの花が咲き始めたようです。

むせるほどではないけれど、あの甘い香りも漂ってきました。

ちなみに昨年ここが満開となって、甘い香りがプンプン漂ってきたのは、5月7日でした。

2週間以上早いです😳

今年の開花が早いのか、それとも以前から開花の時期には、幅があったのか、よくわかりませんが、なんとなく早く暑い夏がやってきそうな予感も… 。

 

春は嬉しいけれど、夏が怖い私でした😅

 

(かな)

 

ツグミ

まだいました!

昨日の牧場です。

 

羽色がくっきりはっきりのこのコはオス成鳥でいいでしょう。

 

 

もう1羽いたこっちのコは・・・

メスかオス若鳥か・・・たぶん、メス。

ツグミのオスメスについて調べましたけど完全なオス成鳥以外は難しいようです。

繁殖地に行けばすぐにわかるんでしょう。

これからの長旅に備えてここでたくさん栄養付けていってね!

 

がんま

価値観の共有はむずかしい

大雨のあとにいつも「再生の一本道」に現れるので、楽しみにしていた場所がありました。

見た目は汚いのですが、水面を見ると、そこに森のトンネルが映り込み、不思議な景色を作っていました。

伊豆大島は水はけの良いはずの若い火山島ですが、江戸時代に溶岩で焼かれて約250年の時間が経ち、土の粒子が細かくなっていたのかもしれません。

たぶん島の中で、この景色が見える場所は、他にはないのではないかと思います(私が知らないだけかもしれませんが…)
雨のあと、ほんの短い期間だけ現れる“水鏡”で、お客様にも喜ばれていました。

 

この水鏡を“最後に”見たのは、今年の4月2日でした。

 

ところが3日後の4月6日に再び訪れてみると、その場所は、伊豆大島産ではないと思われる、白っぽい細かい石で埋められていました。

ぬかるんで歩きにくかったため、補修が入ったのでしょう。

確かに、歩く人にとっては安全で快適なほうが良いというのはわかります。

それでも、約250年間かけて作られた、あの景色がもう見られないのかと思うと残念でなりませんでした。

 

もし事前に情報が共有されていたら、脇に水たまりを避けられる小道を人が踏んでつくるなど、別の方法も提案できたのではないか…そんな思いも浮かびました。

 

ちなみに場所は国立公園の特別保護地区でもあり、私たちは普段、お客様に石ひとつ持ち帰ることも控えるようお話ししています。

 

だからこそここに、外から持ち込まれたように見える砂利が敷かれている光景には、さらに残念な気持ちになりました。

せめて、地元の石で埋めて欲しかった…

価値観の共有って難しいなぁと、実感した出来事でした。

 

(かな)

 

 

 

 

カンゾウダケ!

4月5日

ジオパーク研究会の勉強会で、ある神社に行った時のこと…。「これなんですか?」と言う声に、指さされた方向を見ると、指の爪サイズの真っ赤な小さい物体が😳

きのこ🍄の幼菌にしか見えなかったので、気になってその後も見に行きました。

 

4月11日

🍄は真っ赤なまま成長し、ちょっと気味の悪い“牛の舌”みたいな姿になっていました。

(後から写真を見たら、これは隣の木に生えたものだったようですが😅)

 

別の場所にも、小さな🍄が生えていました。

どの🍄も、根元から新たな枝を再生させている、年老いた木から生えていました。


「もしや、これは木を腐らせるタイプのキノコでは?」と思って、帰って調べたら、予想は的中。木材の中心部分を分解していくタイプの、🍄のようでした。

名前は「カンゾウダケ」
肝臓…。確かに肝臓に見えなくもないけれど、牛タンにも見えるような…😅

 

4月15日

最初に見つけたのと同じ🍄が、細い枝を巻き込むように成長していました。

近くにある別の木でも見つかりました。

下の方にある赤い点に、近づいてみると…

「出ました〜!」という感じ(笑)

 

どんどん数が増えていく🍄
ほぼ全てのスダジイの巨木の中に、入っているのでしょうか??


この🍄が見られるのは、この神社の木だけなのか。それとも別の場所のスダジイの巨木にも、見られるのか?

がぜん気になり出し、調べに行こう!と思いました。

 

4月16日

観察力に長けたダイビングのリピーターのお客様たちと、別の神社を調べに行くために、まずはイメージトレーニングしてもらうために、🍄確認済みの神社へ。

 

🍄はますます増え、こんな大きなものまで見つかりました。

真紅の色と、艶々の輝き…。あまりの妖艶な姿に、目が釘付けになりました😅

これからオン・シーズンになるのでしょうか?

 

その後、スダジイの巨木が林立する別の神社へ。

お客様が、あっという間に「あった!」と見つけてくれました。

写真右側の、暗い影になっている場所に出ていました。

やや高いところにあったので、裏側からも写真を撮ることができました。

裏側はヒダがなく、比較的つるんとしたもようでした。

 

そしてお客様が「あんな所にも!」と見つけてくれたのが、太い木の幹の高いところ。

根の近くにできるとばかり思っていたのに、もう本当に…

様々な場所に出てきていました!

 

大島に生える樹木の代表種のようなスダジイですが、中心部分の腐食が進み、やがて倒れる日も近いのかもしれません。

常に変化を続けている…。火山も森も人も同じだなぁ、と思いました。

 

(かな)

 

オオシマザクラ物語(2026)

伊豆大島ではサクラが散り、それに続く植物たちが次々と開花を始めました。

 

このままでは今年のオオシマザクラの報告の機会を逃してしまいそうなので、ツアー報告はひと休みして、大島での4月6日のサクラたちの様子をお届けします。

 

まずは、毛虫に葉をすべて食べられながらも、2年前から再び花を咲かせるようになったサクラに挨拶。

今年は64個の花を確認しました。

 

そして1986年の溶岩の上で、強風に耐えながら頑張っているオオシマザクラ。

今年も元気で待っていてくれました!(しっかりと60個の花をつけていました!)

ちなみに、昨年の4月10日の写真がこちら↓

一番高くまで伸びていた枝が折れてしまい、低くなったような…😅

遮るもののない溶岩の上は、いつも風が強く、葉は片側に傾き、

花も、風下側に向かって開いているものが多いです。

花が小さくても、萼はしっかりしているかも?

 

この日の風は、大島では決して特別強いものではありませんでした。

これ以上の強風が何日も吹き荒れる中で、頑張るオオシマザクラ。

このサクラに会うたびに「すごいなぁ」と尊敬する気持ちが湧いてきます。

来年もまた、無事に会えますように!

 

(かな)

 

念願の火口一周!

一昨日のブログに書いた、“ダイビング時代から30年以上伊豆大島に通ってくださっているお客様たち”と、4月17日に火口一周コースを歩いてきました。

 

これまでにも何度か挑戦しようとしましたが、天候や体調が合わず、なかなか実現できなかったコースです。

 

天気予報の風速は6mぐらい…の割には、やや風が強く感じましたが、"そのうち弱まるだろう"と思って出発。

道中では、開花が始まったばかりのサルトリイバラの花を眺めたり、

白いスミレ(ニオイスミレ)を観察したり、

少し苦労している様子のハチジョウイタドリを見つけ、

「どうしてこうなったのか」と考えたりしながら、山を登っていきました。

笑。

 

溶岩チューブの上あたりまでは「楽しくなってきた〜」と余裕がありました。

が…

風は弱まるどころか、火口展望台に着いても、ビュ〜!っと…😅

油断すると、よろめくほどの突風が吹き、和やかに会話を楽しむというよりも、やや修行っぽい時間に(笑)

ストックで体を支えながら、転ばないように歩きます。

少し風が弱まる場所で足を止め、雲の上に浮かぶような伊豆半島や、

雲の上に浮かぶような富士山の姿に見惚れました。

 

足元には、ジシバリの黄色い花が咲き、なんだか元気をもらいました。

 

コース中の最高峰で、元気に写真を撮り

ついに念願の火口一周を達成!

バンザ〜イ!!

 

「これで、いつ噴火しても思い残すことはない。噴火する前の景色を目に焼き付けられたから」というお客様の言葉に、なんだかとても納得しました。

 

出会ってから30年以上が経ち、みんなそれぞれに歳を重ねたけれど、こうして一緒に火口一周を歩けたことに、心から感謝です。

 

ありがとうございました!

また、ご一緒できる日を楽しみに、恐怖の夏を乗りきります!!

 

(かな)

 

 

タシギ

一昨日の早朝、牧場で出会いました。

私の車に驚いてちょっと飛んだのでわかったのです。

じっとしていたら見つけられなかったでしょう。

 

 

 

 

尾羽を上げて警戒しています。

 

 

 

下がりました。

落ち着いたようです。

 

 

 

ツグミが入りました。

 

 

 

まるでカメラにポーズを決めてくれているよう(嬉!!)

 

 

 

 

 

 

出会うたびにその羽の美しさに心奪われます。

どうか無事に目的地まで行くことができますように!

 

がんま