淡水のカニ



小さい上に、ピンボケで済みません。
薄暗い水場で、久し振りに出逢ったサワガニに、
あわてて撮った一枚がこれです。

時々ウチでは、自家製の天然酵母を使って
パンを焼いています。
塩素消毒されている水道水は、
菌の発酵にあまりよくないようなので、
湧き水を汲みに行って使っています。
このサワガニは水汲みの時に見つけました。

泉津、野増、筆島海岸など何箇所か
昔からの水源が今も大切に使われています。
コーヒーやお茶、炊飯の水などに汲んでいく方たちがいます。
昔、水汲みは女性の仕事で、
重い桶を頭の上に乗せて運んだ時代もありました。

大雨が降ると流れる枯れ沢ばかりの大島ですが、
谷の途中などにも小さな湧き水と祠を見かけることがあります。
そんな谷の落ち葉や石の下にサワガニがひそんでいます。
大島の七不思議のひとつと云われるのは、
一生を海で過ごすことのないサワガニが、
どのように島に来たのか不思議なのです。

サワガニがいたり、飛べない虫がいたり、
寒い地方に母型が求められる植物が多かったり。
大昔は島ではなく、地続きだったことがある・・・と
考えた方がスッキリするようです。
もっとも数万年から20万年以上も前の
氷期の出来事だとか。

(なるせ)