
先日通過した超大型の台風18号。その爪あとは私たちの想像をはるかに超えたものでした。多くの海岸の砂浜は削り取られゴロ石が道路上まで投げ出されていたり、コンクリートが破壊されて跡形もなくなっていたり。
あらためて自然の猛威を実感させられました。そんな台風一過、バードウォッチングがてら海岸の様子を見に近所の浜に行ってみると、ここも見事に砂浜が削り取られて岩盤が剥き出し状態になっており、浜に降りるコンクリートの階段は一部欠損して無くなっていました。
あまりにも予想を超えた状況に驚きましたが、ちょっとした好奇心で波打ち際まで行ってみました。
するとかつて無いくらい多種多様な生物が打ちあがっているではないですか!
あまりにもいろいろなものが落ちていたので他にも数箇所の浜を回って調査(?)してきました。
魚、貝、カニやエビ、カニダマシ、シャコなどの甲殻類、タツナミガイやニシキウミウシなどのウミウシ、ヒトデやウニやトサカやカイメンなどなどシュノーケリングやダイビングで見られる生き物がたくさん陸上で見られてしまいました。(ほとんどみんな死んでるけど。)
今日はそのいくつかをご紹介します。
まずはニシキウミウシ。比較的大型のウミウシで水中に居る時は赤地に黄色、白などの斑点がとても綺麗です。打ち上がっちゃいました…。

こちらはコミナトテンジクダイ。夜行性の小さな魚で、滅多に暗い穴などから出て来ません。どうして打ち上がっちゃったのでしょう(^▽^;)

続いてカツオノエボシ。猛毒で有名なクラゲの一種ですが、風が強いとこのように打ちあがることも少なくありません。

有毒といえばこちら、スベスベマンジュウガニ。人間でも食べると中毒を起こすほどの強い毒を持っています。…ので打ち上げられても誰も食べません…。

カニ類もたくさん打ち上がっていましたが、これには感動しました!トサカに穴を掘ってその中に住んでいるマルタマオウギガニ。本当に体がまん丸、球状です。

甲殻類でもっともたくさん打ち上がっていたのがヒメセミエビ。大型のゾウリエビやイセエビは打ちあがっていないのにヒメセミエビは50匹以上見られました。

魚類ではびっくりしたのはトラウツボです。60cm以上あるこの個体も台風のうねりには勝てなかったのでしょうか?

こちらは魚には見えないかもしれませんが、魚です(^▽^;)ベニカエルアンコウ。泳ぐのは得意ではなく岸壁などに張り付いて餌の小魚などを待ち伏せて一飲みにします。うねりで岩から引っぺがされて打ち上がったのでしょうか。
水中でみるとブサかわいいヤツですが…。

最後は深海魚の一種とされるハダカイワシの仲間です。正式な種類名までは不明です。伊豆大島の周囲の海は深く、このような魚も生息しているんですね。
どなたか種類が分かる方がいらっしゃれば是非ご一報頂きたいところです。

今日はたくさんの画像になりましたが、こんなにたくさんの宝物?を拾えることは非常に稀です。人間に被害さえなければこんな台風も大歓迎なんですが…。
(あまの)