霧雨の林道

1日中降り続く雨の中、小降りになるのを狙って、林道に犬の散歩に行ってきました。

雨が大嫌いな犬を励ましながら歩きだし、最初に目に留まったのがシロヘリカメムシでした。

体中に雨粒がついていましたが、平気で葉の表面に静止しています。
うちの犬より雨に強いみたいです。

別の葉の表面にしがみついていたのは、トラカミキリの仲間。

シロトラカミキリに似ているけれど、胸部が黒いのがちょっと違うような…?
あなたは一体どなたでしょう~?

水たまりに写った景色が、木から落ちてくる水の波紋で、ユラユラ揺れるのを楽しんでから前進。


「おや?」蟻が集まってせわしなく動いているのを不思議に思い、近づいてみたら、
何かのサナギが蟻に襲われていました!

外側の皮(?)が半分ぐらい剥がされています。
自然界では蛹になっても、危険が一杯なのですね。

雨の日は、ほとんどの草が花を閉じ、ジッと耐え忍んでいますが、中には頑張っているものもあります。
アメリカからやってきたハルジオン。

「こんな雨の日に花を開く必要があるのだろうか?」なんて思っていたら、
ちゃんとアブの仲間が訪ねて来ていました。

白い花弁(舌状花)が濡れてくっついてしまっても、花を開く意味はありそうです。

う~ん、雨に負けずに花開くこのたくましさが、
遠い国からやってきて、日本全国に分布を広げた理由の一つかも知れませんね。

さて、霧の立ちこめる薄暗い緑の森の中で、綺麗なピンクのモミジを見つけました。
雨にぬれて他の草に張り付いています。

紅葉のシーズンではないのに、何か具合が悪くなって葉を落としたのでしょうか?
秋の紅葉に比べて淡いピンクで、さらに葉も薄いので、裏の草が透けて見えていました。

さて、モミジの薄い葉と対照的だったのが、テイカカズラの紅葉です。

常緑樹のテイカカズラも葉が古くなると赤くなり、枝から落ちて新しいものと入れ替わります。
春になって新しい葉が育ってきたために、散りゆく葉も増えてきたようです。

1枚1枚の葉は黒が混ざったり黄色が混ざったりして、あまり綺麗ではないのですが
良く探すと、たまにはこんな葉も見つかります。

ツヤツヤした赤は、モミジとはまた違った美しさですね。

すっかり雨の中の散歩を楽しんでいたら、嫌々歩いていた犬が、ついに文句を言い始めました。
何だか情けない声で「ウ~」と…。

「いや、ごめん、ごめん~。」
さすがに犬に申し訳ない気持ちになって、霧雨の中の散歩は終了となったのでした。

冬の雨と違って、暖かい雨の中の散歩は楽しいです。
次回はあまり夢中になって、犬に迷惑かけないように歩きたいと思います。(笑)

(カナ)