夏のアジサイ

三原山に上がる道沿いで、夏のアジサイ、ラセイタタマアジサイの姿が楽しめるようになりました。

昨年の日記で既に、嶋田がこのアジサイについて報告していますが、
やはりこの花が咲き始めると、誰かに報告したくなります。
(なので今日の日記に再登場してもらうことにしました。)

私は特に、「苞」と呼ばれる真ん丸い大きな球が膨らんで、
中から溢れんばかりの花の蕾が現れるこの時期が、とても好きです。

今、山へ行くと蕾から咲き始めの花まで、様々な段階のものを見ることができます。

まず、大きく膨らんだ「苞」です。

大小さまざまな「苞」が見られます。

「苞」の中から花の蕾が見え始めたものも、いくつも観察できます。
白い装飾花も一緒に収納されていているのが、隙間から見えていますね。


「苞」は中から勢い良く出てくる花の蕾に押されて、一枚ずつ落ちていきます。

良くこんなにたくさんの中身が、あの球の中に入っていたものだと感心します。
よほど、ギュ~ッと圧縮されていたのでしょうね。

気の早い花が一輪、開いていました。

これからどんどん他の蕾も花開いていくことでしょう。

ところで、ラセイタタマアジサイは本土のタマアジサイの変種で、
葉が大きく厚くザラザラしているという特徴があります。

葉がどのぐらい大きいかというと…。

このぐらいは珍しくありません。
お面を作ったらスッポリ顔が隠れそうです。

島で長く暮らすうちに、島暮らしに適応して変化した植物たちは、
多くのものが葉を厚く、大きく変化させます。

葉が厚くなるのは、強い島の日差しから身を守るため?
そして葉が大きくなるのは、土壌の薄い、栄養の乏しい環境でも、
たくさん光合成をして栄養を作り出し、命を支えていくためでしょうか?

そんなことを考えながら、大きなザラザラの葉の手触りと、
かわいい変化のある花を楽しんでいます。

森にラセイタタマアジサイが花開く、大島らしい夏の風景を、
ぜひ多くの方に見ていただきたいと思います。

(カナ)