昨日と今日のツアーで。

昨日午後3時から2時間、そして今日は半日、お客様を案内しました。

昨日は船が元町だったこともあり、元町溶岩流の荒々しい光景を見ていただいてから、
笠松(海岸)、波治加麻神社(森)、桜株と少しずつ、違う環境を歩きました。

海岸ではマルバアキグミの実が膨らみ始め、神社の参道の脇ではヨウシュヤマゴボウ
可愛い花を咲かせていました。

写真はヨウシュヤマゴボウです。

小さいうちは、清楚な感じがしますね。

ここの御神木でもあるイヌマキの木の下には、沢山の実が落ちていました。
20日ほど前に立ち寄った時にも実が沢山落ちていましたが、その時よりずっと大きな実が散乱していました。

イヌマキが実を落とすのは、残った実に栄養を集中させ、より甘く美味しい果実をつけて
鳥に運んでもらうためだと思うのですが、こんなに長い期間、落とし続けるものなのでしょうか?

山道で今盛りのラセイタタマアジサイを紹介していたら、とても大きな蕾があふれ出ていました。

全体の大きさは卓球ボールどころではなく、テニスボールぐらいあるのではないかと思われるほどで、
その巨大さに皆で盛り上がりました!

そして今日です。

山は霧でしたが、溶岩や植物を観察しながらゆっくり歩きました。
シマヘクソカズラやフシグロが花期を迎えていました。

火口周辺では、1株見かけない植物が花開いていました。
ヤマハハコ?

何だか花のまばらな感じがちょっと雰囲気違いますが…。
それにヤマハハコだとしたら大島の植物目録に載っていないような…。
種が海を越えて運ばれてきたのでしょうか?

お客様が黒い虫を発見。

やけに地味なコニワハンミョウだな~と思って写真を調べたら
どうやらニワハンミョウのようでした。カルデラには2種類とも生息しているのですね。

時々霧が風に運ばれて、三原山が姿を現し、歓声を上げているとあっという間にまた
白い霧がやってきて山の姿を隠してしまいます。

霧の中から現れた、B火口列の切り立った岩の景色です。

これは噴火で噴降り積もった溶岩が、溶岩流の流れに乗って運ばれてできたものだそうです。
こんな巨大な岩が、赤い溶岩の上に乗って流されてきたら、大迫力でしょうね。

さて、最後に、今日一番印象的だった出来事です。

山から温泉ホテルへ向かう道を歩いていたら
オオスジコガネと思われる虫が何匹も空から降ってきたのです!
(どうやら移動中のリスに木をゆすられて落下してきたみたいです。)

宝石のようにツヤツヤで、緑、赤、黄色など色もさまざまで、とてもとても綺麗でした。

地面に落下したのがかなり衝撃だったらしく、右往左往して動き回るのでまともな写真は撮れませんでしたが…。

あの色とりどりのピカピカの虫達を全部手に持って写真を撮れば良かったとそれだけが心残りです。
赤、青、黄色の信号機のようなピカピカが撮れたはずなのに(笑)。

ところでこのオオスジコガネ、成虫は針葉樹の葉を食べるそうです。
私たちの頭上には針葉樹はありませんでしたけど??

大島で針葉樹の葉だけ食べていたら生き残っていけないでしょうから、
島で暮らすうちに他の物も食べるようになった可能性はありますよね?

今度この虫に出会ったら、何を食べていたか良く見てこなくては…。
またまた、楽しい疑問が幾つか増えました。

猛暑でも霧でも、やはりフィールドを歩くのが一番楽しいですね~。

(カナ)