
11日に起こった大地震と大津波から1週間。
まだ、被災地で孤立し救助を待つ多くのの方々もいるようです。
何ともやりきれない、つらい思いで過ごした1週間でした。
インド洋の大津波の記憶もまだ新しい時に、
まさか、こんなに身近で同じような大津波が起きるとは。
救援募金をする他には、何かすべきことは?
大津波や地震という自然現象について、
深く心に刻んで・・・そして、
伝えてゆくことならできるかもしれません。
津波のことは、
文末で続きをもう少し。
では・・・・
今年は3月6日が啓蟄(けいちつ)でした。
カエルが池に産卵したり、虫たちの姿を見かけるようになってきました。
今日は夕方まで庭で作業をしていて、
大きくなってきたクワの木を伐っていると、
目の前に揺れるものを見つけました。

クワの木は、まだ芽吹き前で、やっと少し枝先がふくらんだ程度です。
そこで風に揺れていたのが、こちら↓

クワゴのマユでしょうか?
クワゴは絹糸を作るカイコの祖先と考えられているガの1種です。
これ↓は、昨年の7月上旬。

葉を丸めて中でマユを作っています。
みどり色の葉が茂っている時期には、見つけにくいので
・・・よく探してください。
葉を閉じる前、正面の顔↓は、モスラの幼虫時代に似ているような?

ピンボケですが、葉にくるまる前の幼虫↓は、
保護色で見分けにくくなっています。

背景を暗くするとクッキリ↓

残念ながら、成虫の写真がないので(汗)、
例によって事典のイラストを拝借↓

でも、分からないのは、卵で越冬するという図鑑の記述。
このマユを開いてみれば分かるのでしょうが・・・
大島の場合はサナギで越冬しているものか、どうか???
~~~今日のおまけ~~~
津波関連の本の紹介。
山下文男著『津波てんでんこ』新日本出版社 税込み1680円
・・・親子共だおれの体験から津波のときは、
親でも子でも人のことなど構わず、
銘々ばらばらに一時も早く逃げなさいという意味での
「津波てんでんこ」という言葉になった。非情なようだが、
1人でも多くの人が津波から身を守るための
哀しい知恵なのである。(本文より)
子どもの頃、1960年のチリ地震を体験した著者が、
明治時代以来の日本を襲った8つの巨大津波被害を振り返り、
体験の風化に警鐘を鳴らし、究極の津波防災を考えます。
ほんの100年程前の
1896年の明治三陸地震による津波は、
8メートル~24メートルを超える高さを記録していたそうです。
残念ながら原発事故は、
自然の軽視と技術の過信が招いた人災です。
(なるせ)