穏やかな週末に

 震災ショックで連休は日本全国、お家(もしくは近所)でゆっくり過ごしたという方が多いのではないでしょうか。
地震の日に大島から一歩外に出損ねた私はその後もこの、時の流れのゆっくりな大島で過ごしています。

日曜日。風もなく穏やかなホームグランド、弘法浜で友人数組とランチ会をしました。

持ち寄りのご飯と焼き芋。
こんなに黄色くてジュクジュクになるお芋があったんだ!

初めてこのようなものをいただきました!

あんまり温かなので、半袖で過ごす子ども。
大好きな海が今は優しい海でいてくれることに感謝です。

近くにはハマダイコンの花が・・・

もう咲いてるの?!
本当に植物達が早いのか・・
はたまた、こうやって自然の観察をするようになったから、気付く目が早くなったのか・・?

ランタナも冬には葉を全部落とし、今また新たな命の葉をつけ始めています!

どこを歩いても季節の廻るのが見てとれますね。

この次の日、しとしと雨の中、島の南部でピアノの発表会が開かれました。


お祭り的な行事はことごとく延期・中止・キャンセルになっています。
でもそんな中、こうした音楽やオペラの行事はしっかり運営されています。
時間を作って聴きにいきましたが、本当に素敵な時間を過ごさせていただきました。
音楽には人々の心を温かくする力があります。
優しくする力があります。
強く保てるようにする力もあります。
癒す力も、元気にする力もあります。
こうした行事は迷わず続行していただきたいと思います。
被災地の方達にもぜひ音楽に触れる機会を作っていただきたいと思います。
同じように、野球やサッカーも勇気づけのゲームをしていただきたいと思います。
自然に触れるというのもきっと同じ事なのだと思います。
小さな命、か弱い命が頑張っている姿に勇気をもらうのですよね。

頑張っている人がいるから、そこに集まる人がいるのです。

被災地もそう。頑張っている方々の応援に物や人や心が集まるのです。

心が温まる、強くなる、優しくなる、元気になる・・・、そんな機会が
ゆるやかに、人の心に優しく触れながら再開出来る日を静かに望みます。

(友)