しか~し!夏の盛りの三原山は濃霧で、山頂口はまたまた視界がありませんでした(^_^;)
「何も見えませんね。」と言いながら、風で霧が晴れて火口が見えることを期待して歩き始めました。
昨年不作だったオオバヤシャブシの実が今年はたくさん実り、少し黒く色づいて目立つようになってきました。

豊作だ~(^O^)
固有の植物達が元気なのは嬉しいかぎりです。
ハチジョウイタドリの花も蕾が伸びて、一部花が開き始めました。

そして、数日前まで咲いていたヤマユリ&サクユリはもうほとんど見られなくなりました。
季節は1日1日、確実に変化しているようです。
身近な植物をゆっくり鑑賞しながら山頂に到着。
期待していた山頂は、登る前より濃い霧でした(^_^;)
どのぐらい濃霧だったかというとこのぐらい…。

山頂の大岩も近づかなければ見えないし、ゴジラもハッキリ見えないほどでした。
火口を見るのはあきらめて、裏砂漠方面へ下山開始。
目の前の白いモヤモヤを指さして「本当はこの辺に、降り積もった溶岩のしぶきが流れに乗って運ばれた景色や、黒い砂漠が見えるんですよ~。」と語りながら歩いていた、まさにその時…
「あ!見えてきた!」

霧が流れて溶岩のゴツゴツが姿を現しました。
霧はどんどん流れ、黒と緑のコントラストがハッキリした広大な景色が広がっていきます。

そしてまたモクモクと景色を覆い隠し

再び霧が流れ去って…時々青い海まで見えました!

頭上でも青空が見えては消えていきます。

「こんな景色だったのね!」
「スゴイスゴイ~!」

数秒ごとに変わる景色の変化の激しさに、みんな大喜びで写真を撮りました。
数分間の夢のような時間…
やがてあたりはまた濃霧に包まれました。
裏砂漠では白いオバケのような濃い霧が、風に乗って近づいては目の前を流れ去っていきました。

少し離れると人影も霞んでしまいます。
広い景色を見られなくても、この黒い砂漠と白い霧の躍動感、そして吹きつける風…という天候は、すごく大島らしいと私は思います。

その場に身を置くことでしか味わえない自然の力を感じることができて、これはこれで楽しいです。
「本当に風の通り道なんですね。」とお客様。
霧の砂漠を歩いた後は、草地や低木林を抜けて、濃い緑の森へ。

みなさん、数10分のうちに、まわりの景色がどんどん移り変わることに驚かれていました(^。^)
車での帰り道、せめて小さな火口を見てもらおうと思い、山の中腹の小さな火口に立ち寄りました。
その時眼下に見下ろした元町の風景です。

今日も「島曇り」の大島らしいジオパークツアーでした。
(お客さまからも「これがジオパークなんですね。」という嬉しい一言もいただきました~(^O^))
(カナ)