刺されないように


兵庫県で、草刈作業中の男性がハチに刺されて亡くなられたという
ニュースがありました。一昨日でした。
身体には数十箇所の刺された跡があったそうで、
刺されたことによるショック死と見られるとのこと。

近くにはスズメバチの巣があったそうです。

見出しの写真は、スズメバチの顔です。
樹皮なども噛み砕く大あごが発達しています。

大島でもこの秋、いくつか大きな巣を見かけました。
建物の近くのツバキの垣根の中に、
こんな具合に上手に隠れるように作られています。

少し近づいてみると、
こんな感じ。
出入り口には、見張り番がいるのが見えます。

常緑樹のツバキは、雨風をしのいで、
人目からも隠してくれるので、
巣作りの場所としては打ってつけなのでしょう。
グッと寄ってみると、
2匹でこちらを見ているようです。

比較的に攻撃性の弱いコガタスズメバチと思われます。
でも用心して、白いズボンに白い服、白い帽子のスタイルでお邪魔しました(汗)

常緑樹の茂みの中の場合、巣の場所が分からずに、
知らぬ間に近づいてしまって、刺されるようです。

ですから、こんな風に↓、
落葉樹(夏緑樹)に作って、
丸見えなのは、珍しいです。

こちら↓も、出入り口に見張り番がチャンといますね。
立派なサイズです。
人の頭部をひと回り大きくした位の大きさ。

この時季、散歩をしていても、
野山を歩いていても、
寿命を終えたスズメバチの仲間の遺骸を見つけます。
でも、ご注意を!!
手を伸ばして拾う前に、
本当に、完全に動かないか、よく確かめて下さい。

今日、拾おうとした大型のスズメバチは、生きてました(汗)

こんな毒針を身に付けています。

ミツバチと違って、1匹が何度も
針を突き刺すことができるそうです。


やはり怖い思いはありますが、
なかなか味のある顔でもあります。
街を歩く時とは、
またちょっと違った注意力が
必要なのでしょう。

自然の中へ分け入る時は、五感を研ぎ澄まし、
充分に注意して、ハチの羽音や飛び方にも気を配って、
歩いて下さい。

【おまけの1枚】
ただの落ち葉の土手。
この夏、この中程の暗がりに出入りする小型のスズメバチがいました。
大島にも「いる」とは聞いていましたが・・・、
土の中に巣を作るクロスズメバチのようです。

よく調べて、巣が使われなくなった頃に、
掘ってみることにします。

(なるせ)