あるこう(る)会の方たちと歩きました!

今日は「あるこう会」というグループの方のバスに同乗し、樹海、東海岸の遊歩道、波治加麻神社、波浮港、地層大切断面、高田製油所、と案内しました。

山で出会い、それから年数回、一緒に山を歩いているという11名の方たちで、
なんと森林インストラクター東京会の先輩も同行されていました。

このところ三原山周辺の火山地帯ばかり歩いていたので、カルデラの外の森や海岸を歩くのは久しぶりで、一味違う秋の景色を楽しみました。

たとえばマルバアキグミが、熟したオレンジ色の実をいっぱいつけていたり、
ツワブキの花のつぼみが、膨らんでいたり、
マムシグサの実が、マーブルチョコみたいに色遣いで実っていたりしました。

みなさんにぜひ写真で紹介したいところですが…しか~し!写真がありません。
ずっとムービーモードにして「カメラの調子が悪い~」なんて叫んでいました(^_^;)

写真が撮れないのはカメラのせいではなく、私の頭のせいだったのですね。
カメラさん、ごめんなさい(^_^;)

…ということで、写真があるのはムービーモードに気づいてから…ツアー後半のみです。

秋&雨の後という好条件で、キノコがいろいろ見つかりました。
土から出ていたツヤツヤのキノコはツチグリの幼菌?

ツチグリだとしたら、食べられるそうです。
クリみたいな味がするとか…食べたい~。(しかし眼科受診で離島するため断念)

(このキノコに関して、後日仲間のメールで「ツチグリではなくツチガキでは?」という情報もらいました。
ツチガキとツチグリ、ネット上でもかなり混同されているみたいで紛らわしいですが、どうもツチガキっぽいです。
だとしたら、美味しくないらしいです。残念)

へんな形のヘラシダの葉を発見。
周辺の葉はヘラのように真っ直ぐなのに、何で曲がってしまったのでしょう?

「面白い~。」
一部の人に受けていました。

車道沿いの石垣は、キセルガイが何匹も這い回っていました。
湿気が大好きな生き物なので、石垣表面に出てきたのでしょう。

水を含んでシットリとしたコケを「ウメ~!」と言って食べている…ように見えました(笑)

昼食は波浮港で。
昔、栄えた街並みを歩きながら、のんびり散歩も楽しみました。

みなさんが絶賛していたのは、大島バスの運転手さんのハンドルさばき。
大島では普通のこの風景も、島外の方には驚きみたいで…

「スゲー!」と言って、みなさん写真を撮っていらっしゃいました。
狭い場所での切返しの技は、大島バスの運転手さんの特技ですよね~。

波浮港の見晴らし台では、石碑に刻まれた「あんこ椿は恋の花」を大合唱。
「あるこう会」は夜になると「る」が一つ追加になって「あるこうる会」に変わるそうです。
(そのために、ひらがなにしてあるのだとか)

「あるこうる会」という名称が、納得できる歌いっぷりでした!(^^)!

その後、地層大切断面にそってウォーキング。
そしてツアーの最後は、椿油の製油所見学でした。 

作り方の説明を聞きながら、手間のかかる椿油づくりにみなさんとても感心していらっしゃいました。

カルデラの中と外の森、海、港町、地球の中身、そして島の産業、少しずつですが大島のさまざまな表情を、
一緒に歩いて楽しむことができて、とても良い時間でした~(^^)v

(カナ)