2012年ツアー初め

今日は、今年初のツアーに行ってきました。

ツアーを盛り上げてくれたのは、7歳のT君です。
何度も“溶岩登り”にチャレンジしては、私達を驚かせてくれました。

「危ないよ~、気をつけて。」
「大丈夫だよ~。」という会話のやり取りを、何回か繰り返しながら山頂へ。

火口を見て、みんなで記念撮影したところまでは良かったのですが…
帰り道、急に元気がなくなって泣き出したT君。

いつもにも増してモクモク立ち上る湯気も、目に入らない様子。
どうしたのかな?

悲しくなっちゃった理由は「火口で、みんなの写真を撮ってあげようと思ったのに、できなかった。」
ということのようでした。

そういえば、カメラ貸す約束してたのに忘れてました(^_^;)

「じゃあ、日本の中でここだけって言われている三角の塚の前で写真撮ってよ。」
…と、言うことでT君に撮ってもらったのが、この写真です!

バッチリ撮れてました(^O^)

今日は地元の海の達人Yさんが同行してくれていたので、海の解説付きでした(^。^)
「あの白い波が立っているあたりはセンバって言う場所で、今、大きな本マグロが釣れているんですよ。」

「だから船が何艘か出ているんです。このあいだ僕の知り合いが100kg級の本マグロ釣り上げたんですよ。」
フムフム、なるほど~。

火山のてっぺんから海を見下ろしてタイムリーな海の話が聞けるなんて、大島らしいジオツアーですよね。
お客様も調理師さんだったようで、80kgのマグロを調理した話で盛り上がりました(^。^)

下山は西側斜面に回りました。
足元の溶岩を斜面に向かって投げて、どこまで転がるか真剣に見つめているT君が、かわいかったです。

T君の心の中に、転がっていった溶岩と一緒に、大きな火山の風景が残るといいなぁ…。

さて午後は「海に沈む夕日を見たい。」と、引き続きツアーをリクエストしてくださった2名のお客様と
のんびり森や海を回りました。

その時、足を止めてカメラを向けた景色の数々です。

イイギリのオレンジ色とオオムラサキシキブの紫色の取り合わせ。

目の覚めるような鮮やかさでした(^。^)

森の中の広い空間を、ななめ上の空を目指して伸びるスダジイの巨木。
まるで竜のようです。

「うわ~、そういえば今年辰年ですよね!」

そして、リクエストの今日の夕日です。
太陽が水平線に、少し歪みながら沈んでいくのを見届けました。

大島の黒い溶岩に囲まれた浅い海がピンク色に染まって、まるで絵のような美しさでした。

南の空には島影と同じような色で、同じようなサイズに見える雲が、ぷかぷか空に浮かんでいました。

見とれてしまうような景色ばかり…。
海も森も火山も、ちょっと車を走らせればすぐに行ける場所に住んでいるって、とっても贅沢なことですよね。

新年早々、島の景色を堪能した1日でした。

(カナ)