
なんとなく淋しく感じたりする季節・・・
晩秋から冬にかけて花を咲かせてくれる植物は、
とってもうれしいものです。
昨日紹介のイソギク・ツワブキ・ノコンギクなど、
キク科の仲間も良いですねえ。
今日のヤツデはウコギ科です。

1枚の大きな葉が6~10枚に切れ込みが入っています。
子どもの頃、この大きな葉を天狗のうちわと言って遊び道具にしました。
春の若葉が伸びる頃も、なかなかユニーク。
小さな手を広げるようでかわいいですよ。
少し前、つぼみの頃はこんな感じでした。

11月中旬。
丸いつぼみは、実のようにも見えますが、
先端から開きます。

庭木として植えることも多いようですね。
自生地は、
関東以南、四国、九州の海岸に近い林。
すっかり開花した今は虫も少なくなる時季なので、
どんな虫が集まるのか見てみると、

アリたちが取り付いて、
美味しいものを頂いているようです。

同じウコギ科のカクレミノやハリギリの花に似ていますね。
どちらも花期は夏ですけど。
小さなハエの仲間も飛んで来ていましたが、
撮りそこないました(汗)

葉を痰切りの薬にする他、干して風呂に入れるとリューマチに効くとか。
いずれも未経験なので、効果の程は何とも言えません(笑)
お試し済みの方がいらしたら、お教え下さい。
樹高2~3メートルと小さいながら、頼もしい木です。
(なるせ)