悪天候によるキャンセルも出て、本日の参加者は一組2名の女性たち。
船到着後すぐに、馬の所に向かいました。
馬小屋の横の運動場では既に、鞍をつけた馬が用意されていました。

交代で乗馬開始。
お2人は「とにかく椿を見たい。」というご希望でした。
それで…

「椿の下で“椿”(馬の名前です)に乗る」の図。
手にも椿の花を持って!

乗りこなしてますね~。
お2人の感想は「馬車より馬に身近に触れられて楽しかった」とのことでした。
さて乗馬の後は、ジオツアーに出発。
オレンジフィッシュの粕谷さんと一緒にガイドしました。
まずは、ブクブク泡立ったマグマが地上に飛び出たことでできた穴だらけの溶岩を見に…

溶岩を観察するうち「形状がチョコレートにも見えるよね」という話しになりました。
「本当だ。バレンタインのチョコに混ぜておいたら騙されるかも」byお客様。

(その作戦、楽しそうです!)
続いて噴火の歴史を語る地層大切断面へ。

雪が地層の下に白いラインを引いているのが、面白かったです。
(段になっている部分に雪が積もってます)
防風林として民家や畑の周囲に植えられた椿のトンネル。

昨日の暴風で花が道路にいっぱい落ちていました。
お客様の「椿の一輪挿しだわ。」という声に振り向くと…

おお~!
まさに一輪挿し!
開花順に縦に並んで咲いているものもありました!

花が開きながら空から降ってくるように見えて、とてもキレイでした!!
最後に立ち寄ったのは、黒い砂浜。
「本当に黒い!砂浜のラインが地平線みたい!」とお客様。

「なるほど、地平線かぁ…」
人の感性は本当に多様だなぁ…と毎度のことながら感心します。
ところで椿が大好きなお客様は、馬小屋のそばで拾った椿を、ずっと大事に持っていました。
そしてその椿を、そっと黒い砂の上に置きました。

お客様が撮りたい風景は、言葉にしなくても全員にすぐに伝わりました。
黒い砂と、赤い椿と、白い泡が作る、絵のような景色。

でも、なかなかタイミングがあいません。
椿を波にさらわれたくないし、でも泡と一緒に撮りたい!
皆でチャレンジしているうちに…

「あ~!!」
…一瞬の出来事でした。
いえ、椿は無事だったのです。
でも…
「か、粕谷さん~!」

…笑いをありがとうございます!
(ツアーの最後が多いに盛り上がったのは、言うまでもありません)
さて、お客様を宿に送った後、山の通行止めが解除になったので、明日のために見に行ってきました。

遊歩道は雪が積り、夜中に凍りそうです。
明日のジオツアーやいかに?
あ、ところで、明日の夜はこの馬車(乗馬?)&ジオツアーの報告もかねて、19時から開発総合センター1階大会議室で「魅力ある観光地の再建に向けて」というフォーラムが開かれます。
先日のブログで紹介した島原半島ジオパークの杉本伸一氏の講演の他に、私も「土砂災害後のガイドとお客様=遊覧馬車事業の運用報告をかねて」というお題で15分間話しをします。
お時間のある方は、ぜひご参加ください!
(カナ)