9月27日~30日に及ぶ大会は、延べ6000人の参加者数だそうです。

昨日の開会式にも、沢山の人が参加していました。
会場の外では、ジオパーク関係の商品の販売も行われていました。
南アルプスジオパークのバンダナや…

新商品の「ジオパークフィールドノート」

この他、色々販売されていました。
分科会や講演、ポスター発表など様々なメニューがありました。
その中で今日は、ポスターについての報告を少々…。
今年のポスターは、申請中のジオパークの「おらほのジオパーク」というジオパークの紹介と、既にジオパークになっている地域の「課題と挑戦」が、発表されました。
その中で私が印象に残ったものは様々な、子ども達対象の実験の数々。

「大規模地滑り体験」「石を割って化石を見つけよう」「秋田県3ジオパークの水を飲みくらべる“ジオカフェ”」「砂の中から化石を探そう!」「しじみ貝でストラップを作ろう」「ジオパークすごろく」「黒曜石の切れ味を体験」などなど、興味深いものばかり…。
石灰岩のハンコ作りや…

石のアーチを手元で再現する体験。

(溶岩の石垣作りとか、大島でもできるかも?)
ジオクルーズを利用してのツアー。

ジオカードを集めるイベント。

ジオパークに興味のない人を対象にした「謎解きイベント」

アイデアは無限?

防災キャンプの中身も、面白かったです。

サーフィンをすることで津波の恐ろしさを体感したり、サバイバルクッキングや避難所快適化計画など。

サーフィンを活用というところが、目からウロコでした。
調査研究の結果の発表や…

こんな素敵な文章もありました。

水の旅と石の旅…物語に引き込まれます。
ところで子ども達は、石の観察が大好きですが…

同じポスターには、こんなことが書いてありました。

「以上のことをふまえて観察を行い、今後も持続可能な方法でオリピンサンド(鉱物)を観察するにはどうしたら良いかということを参加者全員で考えた結果、現地で観察し、持ち帰らないという結論に至った。案内板から一方的に『採取禁止』と伝えるよりも、自分たちで考え答えにたどり着くプロセスを経ることが、大変重要だと感じた。」なるほど…と考えさせられました。
最後に、伊豆大島です。

大島でジオパーク研究会(ジオ研)のメンバーが、自主的に様々な勉強会を重ねているということを紹介しました。今までのジオ研が企画した勉強会をまとめてみると、火山、防災、人の暮らしなど多岐に及びます。
ポスターをまとめるに当たり、会員数名の気持ちを聞きました。「とにかく楽しい。人との出会いが楽しい。」 「島外から来た人が島を知り、好きになってくれるのが うれしい。嬉しさが雪だるま式に増える。」 「学校の遠足などで三原山を歩いていたが、ただ歩いていただけだった。知ることで見方が変わった。」
会員全員が会の運営に関わり互いに 学びあう研究会の活動が、人と人を結び、伊豆大島ジオパークの土台を固めている…と感じます。伊豆大島ジオパークの一員であることを,心から誇りに思います。
(カナ)