昨日はツアーの1日目でした。
最初に向かったのは「火山博物館」
駐車場から博物館の建物に向かう間の屋外展示物を、熱心に観察する皆さんです。

博物館滞在は約1時間あったのですが、ぜんぜん時間が足りない感じでした。
お昼を挟んで、巨木の森を見ていただくために「薬師堂」へ。

スダジイの巨木が火山灰の中に根を伸ばし、大きな体を支える姿を見上げながら歩きました。
皆さんに褒め称えられたのは、1本のイヌマキの木。

「こんなに大きなイヌマキの木は、今まで見たことがない」by小泉先生。
日本中の山を歩いている小泉先生に褒められて「そうなんだ!」と嬉しくなった私でした☺️
観察力のある皆さんは、イヌマキの芽生えも、あちらこちらで発見されていました。

頭上高くから足元まで、たくさんの「目」があると楽しさも倍増します☺️
皆さん、マンリョウの大きさにも驚いていました。

「これは万両ではなく、100万両だ!」by小泉先生。
ヒャクマンリョウ…なんて素敵な名前!
このネタ、ツアーで使わせていただきます!(笑)
皆さん、どんどん森の奥に入り、巨木の奥に、さらなる巨木を発見しているもよう☺️

「葉が隙間を作って重なり合わずに生えている状態は、同じ種類の木が共存するためで、違う種類の木ではこうはならないらしい」と、どなたかが教えてくれました。

「へ〜!」と思って空を見上げ、頭上の景色にワクワクしました☺️
砂防ダムでは、地質と砂防の専門家の方が、火山と他の地域の砂防ダムの違いなどを、説明してくれました。

様々なスペシャリストが参加しているグループとのこと!
31年前に元町に迫った溶岩流では、最初にここへ。

溶岩に飲み込まれた木が燃え尽きた跡が…
大人気!☺️

そして溶岩だけの場所と、溶岩を土砂が埋めた場所の、植物の生え方の違いを見ていただきました。

小泉先生は土砂災害前にここに来たことがあり、違いに驚かれていました。
どなたかが、ハチジョウキブシの木を見つけてくれました。

何度もここに来ているのに、指摘されて初めて存在に気が付きました。
木が急成長したのか?私の目が節穴なのか?…(^◇^;)
畑周りの椿のトンネルを見てもらいたくて立ち寄った場所では…

モクレイシの花を見つけてもらいました。

しかも見事な咲きっぷりの大木ではありませんか!

いや〜もう本当に、発見倍増です!
いっぱい見つけていただき、有り難うございます!💕
もちろん伊豆大島は海に囲まれた火山島なので…

森だけではなく、海岸にも観察に行きました。
足元の、溶岩の形状の謎解きをひとしきり…

そして自信のある人だけ、岩場を伝ってミニ冒険。

目の前の景色がどうやってできたかを、考えました。
ツアー最後は“赤ハゲ”へ。

ジャストタイミングの太陽の角度が、赤い色を綺麗に見せてくれました。
ところで、スプリングクラブ の皆さんは、月に2回も集まって勉強会をしているそうです。
そして、勉強会には毎回、30〜40人は参加するとのこと。(すごいです!)
「知識」も「発見する目」も「不思議を楽しむ力」もスペシャルな皆さんと、今日も1日かけて楽しく山を歩きました。
今日のツアーの様子は、次回のブログで報告します☺️
(かな)