
“朝顔や〇〇〇・・・”の句を思い浮かべてしまいました。
会社の敷地に置いた車に絡んでいるのは“サルトリイバラ”(別名サンキライ)
山でもよく見掛ける蔓植物です。
肉厚で表面はツルツル。 それにしても大きな葉ですね。

ちなみに5月4日、嶋田さんがこの葉の利用法を紹介しています。
ご覧になっていない方はこちらからどうぞ・・・
山を案内する際植物の話もよく出ますが、茨城や九州等でも餅を包むそうです。
春になるとこんな可愛い花を付けます。

花が終わると、雌の株にはこんな実が・・・ この蔓は高さ5メートル程伸びていました。

秋になると・・・緑の実が赤く艶々になります。

実の付いた蔓はいい値段で取引され、こんなシーンに出会う事も。

島内でも、リースに使われているのをよく見掛けます。

常連さんが利用している宿の入り口にも飾られていました。 オシャレですね。
この赤い実、乾燥したものはパリパリですが、熟したてのモノは食べられます。
果肉は殆ど有りませんが、“青リンゴ”の風味が爽やかでした。
実の付いた蔓を“サンキライ”と呼ぶのですが、以前その名の由来を聞きました。
昔、山で遭難した人がこの実を食べて飢えを凌ぎ
無事生還したので付けられたとの事・・・“山帰来”と書くそうです。
イバラと名が付くだけあって、本来鋭い棘を持った植物なのですが・・・
島に入ってきてから棘が退化(進化?)して無くなっているものが多いです。

植物も、周囲の環境に合わせ時間を掛けて変化していくのですね。
ちなみに“サルトリイバラ”の名前は、こんな事から付いた様です。

えっ!何か・・・? (笑)
ガイドの時に使っている画像ですが、仕掛ける際、自分も絡まってしまいました。
しかもそこの株には棘がいっぱい! 痛い思い出が詰まった写真です。 By GIBA