夏が終わりに近づいているのを感じました!

8月24日、お母さんと娘さんの親子二人旅のお客様(お二人とも生物系のお仕事をされているとのこと)と、三原山に登ってきました。

 

気象庁の監視カメラに映る朝の山が霧に包まれていたため、コース変更も提案しつつ、まずは山頂口展望台まで向かってみることに。

すると、朝よりもだいぶ霧が薄くなっていて、「とりあえず三原山の溶岩流まで歩いてから決めましょう」ということになり、半日歩けるだけの水分など準備を整え、出発しました。

 

溶岩流に到達すると、雲が薄くなって山の姿が見えてきました。

そこで、火口が見えることにかけて登山を決定。

 

足元にはハチジョウイタドリの花が増え、夏の終わりを感じさせてくれます。

お客様が花を見て、「ハートの形をしているんですね」と素敵な観察をしてくださったので、「実は種もハート型で、風に飛ぶための工夫があるんですよ」とご紹介しながら、しばらく観察を楽しみました。


せっかくなので、溶岩流の下の避難壕の中に生えてきた、イタドリの葉っぱも紹介して記念撮影(笑)

 

道を歩いていると、足元に生っぽいウンチ(したばかり?)が動いているのが目に入りました!

「これはきっと中に糞虫(糞を食べるコガネムシの仲間)がいるに違いない!」と思い、隙間から写真を撮ろうと試みましたが、なかなかうまくいきません。

で、ひっくり返して観察させてもらうと、やはり糞虫が、ウンチまみれになりながら動いていました。

(とても久しぶりに会えたので嬉しかったです😀)

 

さらに進むと、別のウンチを発見。

細さからするとヒキガエルのものらしく、中には昆虫の死骸がいくつも混ざっていました。特に、最近めっきり数が減ってしまったオオヒラタシデムシの姿が目立ちました。

 

糞観察に時間を使ったことを反省し(?)、登山道を進むと、ラセイタタマアジサイの開花が始まっていたので、お客様に紹介。

初めて見る植物だったそうで、興味深そうに観察されていました。

 

雲の動きが少し怪しかったため、神社は後回しにして、まずは火口へ。

無事にくっきりと全景を見渡すことができました(良かった〜)

ここで、冷たいお茶を飲みながらティータイム。

週末にもかかわらず景色は独占状態で、お客様も「こんな景色を見ながらお茶を飲めるなんて」と喜ばれていました。

 

帰り道、「溶岩流に乗って流れてきた」と言われている大岩を遠目に見て、お客様が「この景色かっこいい」とおっしゃったので、先に歩いていただき写真撮影。

この構図で良かったのかは疑問ですが…😅

 

その後、飛ばしていた神社にも立ち寄り、しっかりお参りしました。

神社近くには、キンミズヒキの花が咲き始めていて、ここでも夏の終わりを感じました。

 

下山しながら「また糞虫に会えないかな」と足元を見ていると、なんとオオヒラタシデムシが団子状態になって、うごめいていました!(合計10匹)

重なり合って動き回る様子はなかなかの迫力です!

何かを食べているようでしたが、よく見えないので、少しどいてもらうと、下には小さなミミズの姿が!

最近ミミズの死骸も少ない気がしますが、雨不足の影響かもしれません。
シデムシが減っている背景には、捕食者のヒキガエルの増加や餌不足などもあるのかも…と、あれこれ考えながら歩きました。

 

ふと気づくと、咲き始めたセンニンソウの花が、木々のてっぺんを白く彩っていました。

お客様が「蕾がいっぱい付いている。これから咲くのですね」と教えてくれました。

確かに、蕾もかわいいですね!

夏の終わりを告げるような花の開花に、この時も季節の移ろいを感じました。

 

連日の猛暑で、気温からだけだと夏が永遠に続くように感じますが、生きものたちがしっかりと季節の変化を知らせてくれているようです。

夏ももう終盤。体調に気をつけながら、お客様と楽しい時間を過ごしていきたいと思います。

 

ツアーにご参加いただいた皆様、楽しい時間の共有を、ありがとうございました。

 

(かな)