9月21日は、東京農工大学のサークル「森づくりの会」の皆さんと、半日ツアーに行ってきました。
皆さんの目的は「伊豆大島の樹木を学ぶ」こと。
そこで、植生の変化が一番わかりやすい、温泉ホテルから裏砂漠までのコースを歩きました。
学生さんたちは、普通の人があまり興味を持たないような、どちらかというと地味な常緑の樹木を次々に観察し、本土との違いを述べていきます。

例えば「アオキの葉っぱが本土より大きい」とか、

「ハチジョウイボタの葉が細い」とか、

「このブツブツはなんだろう?」と言って、小さなダニの虫瘤にも注目。

葉の裏についている白い幼虫を、「アオバハゴロモの幼虫かな?」と言い当て(多分当たっています)

次々に観察し、自力で解決していく姿に感心しました。
このコースでは、森→低木混じりの草地→溶岩の上→裏砂漠と、環境が4段階に変化していきます。
私が一方的に話をするより、きっと自由に観察できた方が良いと思ったので、それぞれの環境ごとに、少しずつ自由観察時間を作りました。

道脇の森の中に入り、何かを観察する学生さんたち。
低木混じりの草地では、少し道からそれて、私の友人(植物の群落=パッチ)を紹介&観察タイム。

ガイドツアーで、ここを紹介したのは初めてです(笑)
溶岩地帯では、皆さん熱心に観察していただけでなく、高い岩の上に登るという冒険も!

崩れやすいのでハラハラしましたが、みんな無事に帰ってきてくれました。(1人は岩の上からジャンプで飛び降りたのでビックリ・笑)
本来は暗い森を作る樹木が、この溶岩地帯で頑張って生きている姿も紹介。(下の写真中央は、神社の森などに多いイヌマキです)

他にも「38年前、溶岩に覆われた場所に生えている木」を観察していました。

植物図鑑を持参し、調べながら歩いている学生さんもいました。
そしてついに、樹木がほとんど生えていない裏砂漠地帯へ到達!
(噴火の時に焼かれるだけでなく、私が知っているだけでも15年間で2回、台風による暴風でゼロにリセットされている場所)
約15分の自由行動時間では、遠くまで走っていく学生さんや

大地に寝転がって休む学生さんなど様々。

「植物のパッチ(群落)を、初めて見られて感動しました」と言う学生さんも現れ、私の方が嬉しくなり、大きいパッチの方がいろいろな植物が入っていることを伝えて、一緒に観察しました。

ここには、キイチゴが結構生えていました〜。
帰りは、土の状態を環境ごとに確認する時間を取りました。

ちょうど翌日がジオノス見学の予定だったので、「生き物コーナーで、環境ごとの土壌生物なども展示されているので見てね」とPR😀
「何が印象に残った?」と聞いたところ、「樹木が再生していくことが、はっきりわかる一本道」と学生さんが答えてくれました❣️

最後の森の中でも、それぞれに観察。

議論したり、土を調べたりする学生さんたちの姿が印象的でした。
好奇心旺盛で次々に発見してくれる学生さんたちとの時間は、とても楽しかったです。
最後にみんなで撮った集合写真を載せておきます。

観察に忙しくて、集合写真はこれしか撮らなかったのです😅
みなさん、ガイドのリクエストありがとうございました。
ツアーでの体験が、今後のみなさんにとって、何かの役に立つ(ヒントになる)ことを願っています!
(かな)