10月18日、久しぶりに樹海の30分コースを一人で歩いてきました。
実は、あることを確認しに行ったのですが、「もしかしたら何かキノコが出ているかも?」という期待もありました。
前の日に、お客様から教えてもらったチシオタケからスタート。

近くの倒木には、出てきたばかりと思われる白くて柔らかいキノコ!

裏側はこんな感じ。

綺麗ですねぇ。
さらに進むと、いすれは?20メートルほどの巨木になるイヌマキの幼木や、

ほとんどキョンに食べ尽くされたはずのシュスランの葉が。

中央に白い線が入っている濃い目の緑の葉がシュスランですが、残っていました。倒木の陰だったから、少しだけ食べ残されたのかもしれません。
溶岩の上では、スズメガの幼虫が一匹、木の上をはい回っていました。

色が抜けていて、体調が悪そう…😅
桜の木の幹では、アオバハゴロモが息絶えていました。

「小さな口吻で桜の樹液を吸うのは大変だったのでは?」と思いながら周囲を見渡すと、なんとハチジョウイヌツゲの木の下では、固まって死んでいました!

何があったのでしょう?
2017年10月から観察しているサルノコシカケの仲間は、すっかり硬くなって木の一部のようになりながら、残っていました。

長生きですね。
というより、桜の倒木がまだ分解されず、餌があるということですね。
別の倒木では、キセルガイが何匹も集まっており、中の2匹はとても仲睦まじそう。

「もしや交尾の瞬間?」と思いましたが、写真を専門家に見てもらうと…

「交尾そのものではないけれど、その前後の行動かもしれない」とのことでした。

💕❓
目の前には、ミツバアケビの蔓が一本、ビヨ〜ンと伸びて通路を横断していて(画面右上から左下へ斜めに伸びる緑の蔓がそうです)、

その先端には新しい芽が元気よく出ていました。

消えていくもの、雨でよみがえるもの、懸命に生きるもの。
そんな生き物たちの姿に触れながら、溶岩の森を歩き、生き物たちの息づかいをたっぷり感じた一日でした。
(かな)