10月30日、来るべき噴火に備え、ジオノスから火口まで観測用のドローンを飛ばす実証実験の見学に参加しました。
この日は風がかなり強かったので、ジオノス前から上空に飛び上がるところだけを見学。

緑と赤の光を点灯させながら飛び上がるドローンが、狭い範囲のピンポイントにぴったりと着地する様子は、感動的でした。

その後、山頂口に設置した同じ装置を使って、ドローンを火口まで飛ばしたので、ジオノス室内でモニター映像を見せてもらいました。

赤外線映像では、体温の高いものがはっきり映り、道路の位置や火口内部の温度変化まで確認でき、夜間とは思えないほど鮮明で驚きました。

夜だというのに、噴気もしっかり映っていました!!
続いて、現在も噴火が続くアイスランドでのドローン活用事例について、日本ジオパーク委員会委員長の中田節也先生から紹介していただきました。

人々の生活と観光に必要な場所を、溶岩流から守るために…

人海戦術で10mもの土手を築いたり

日々変化する噴火に対応するため、2週間に1度のペースでハザードマップを更新するなど、迅速で柔軟な対応が行われていることに感心しました。

火山の噴火は止められませんが、人が火山と共に暮らし続けるために、さまざまな工夫がなされ、技術も日々進歩していることを改めて実感しました。
いずれ始まる伊豆大島の噴火に向けて、さまざまな準備を進めてくれている方々がいることにも感動し、とても貴重な時間となりました。
参加の機会をいただき、ありがとうございました。
(認定ジオガイドとしてお声かけいただきました)
(かな)