Island Biology エクスカーション下見 2日目

2026年に行われるIsland Biology エクスカーションの下見2日目は、島外周の、いくつかの候補地を回りながら、見どころや観察ポイントを確認しました。

場所ごとに、観察したもの、「!」と思ったものを記録しておきます。

 

笠松(島東側の切り立った海岸)

海岸植生を観察しながら「どこまで行って折り返すか」を相談しましたが、「この先も行きたくなるね」と全員の意見が一致。

😅

ここでは、タブノキキセルガイが多く付いていることを教えてもらいました。

これ以外にも何匹か、ついていました!!

🤩

 

波治加麻神社(極相林)
境内の地面には黒いかたまりが落ちており、「キョンのフンかな?」と皆で観察。

「意外と硬いのは、なぜなのか?」

その謎を解くべく、みなさんで観察されていました!

 

今まで1年中元気な緑色だった「ヘラシダ」の多くが枯れていて驚きました。

猛暑と7〜8月の雨が少なかったのが原因でしょうか??


同行されていたクサギの研究者の方から、「クサギが地下に伸ばした根から若葉を出す」ことを教えていただきました。

「こうやって繁殖していくのか!」と驚きました。

 

赤禿(海岸沿いのスコリア丘)

ワダンの花が咲き始め、ブーケみたいで可愛かったです。

テリハノイバラの実も、かわいらしいカップ形で感動的でした。

スイカズラには、緑色でツヤツヤの実ができていて、これまで花しか注目していなかったことに気づきました。

また、海岸型のツリガネニンジン(ハマシャジン)もたくさん見られました。

他の植物に埋もれたハマシャジンを、どんどん見つけていくみなさん。

この後、マイマイカブリのほぼ完全な亡骸も発見されていました!

楽し〜💕

 

野田浜

砂浜と溶岩の岩場の両方が見られるので、この場所を選びました。

溶岩地帯ではタマキビ(小さな巻貝)が、少なくとも3種類見られ、最も多いのはイボタマキビとのことでした。

この日の下見の結果、「ぶらっとハウス」や「泉津切り通し」など、一般の人に人気の観光スポットではなく、環境の異なる上記4か所を、時間をかけて、じっくり観察するコースを回ることになりました。

 

本番のツアーまでに、まだ何度か、下見を重ねることになりそうです。
そのたびに新しい発見がありそうで、今からとても楽しみです。

 

(かな)