ありがとう!

今年の夏にツアーに参加してくれた親子のお客様が、キラキラのススキを見るためにリピートしてくれました。

時間に余裕を持って滞在していただいたので、この日も丸1日、何時でもスタートできるぐらい時間を取っていてくれました。


今一番ススキの量が多いのは、三原山の北斜面。12時半ぐらいから逆光で輝くので、タイミングを合わせて12時にスタート!

森のトンネルを抜けると、既に両側がキラキラし始め、「きれい」とみなさん。

ジオロックガーデンの黒い岩の隙間を埋めるキラキラも、素敵でした。

この日は「キラキラをたっぷり楽しむ!」ことを目標に、いつもの裏砂漠ツアーとは少し違うルートを歩きました。

 

正面に銀色に光る山がどーんとそびえ、その山に向かって進んでいく気持ちは、なんだか神々しい光に向かって歩いているようで、私にとっても胸がドキドキする光景でした。

足元にはツルウメモドキの赤い実が弾けていました。こんなところにあるのは、初めて知りました(めったにこのコースは歩かないので)。

カラスが細い幹の上に止まり、カアカアと鳴き交わしていました。

銀色の海に埋もれるかのようで、なんとも美しく、不思議な風景でした。

カラスも、ススキの輝きを楽しんでいたのでしょうか?

 

"お客様には、キラキラ輝くススキの中に埋もれてもらおう"と思っていたので、足元が安全なところまで行って、山の斜面のほうに向きを変えました。

そして予定通りススキの中を歩きました。

お客様も私も、何度も何度も立ち止まっては景色を眺め、そのたびに「うわー!」「すごい!!」を繰り返しました。
「想像以上です!」とも、何度もおっしゃっていました。

時には光を受け止め、

「ここでお茶を飲みたい!」ということで、キラキラに埋もれてティータイム。

そして「ここで寝たい」ということで、キラキラの中で昼寝。

この場所は三原山のおかげで多少風が弱まるエリア。噴火で積もったマグマのしぶき(スコリア)が、強風で飛ばされていないので、ふわふわの寝心地です!
「もっと痛いかと思ったけど、全然痛くないし寝心地が良い」との感想が聞かれました。

 

太陽が少しずつ低くなってきたので、そろそろ帰ろうということで裏砂漠の黒い場所へ移動。

移動中の足元で、優しい色のノコンギクをお客様が見つけて教えてくれました。

 

もちろん裏砂漠でも、ひとしきりフツー(笑)に遊んでから帰路につきました。

青空が爽やかだったし(後で気づいたけど、奥の雲も口開けてる🤣)

風も程よい強さだったので

裏砂漠らしい遊びができました。

そして、すっかり低い位置になった太陽の光に照らされて、ススキは銀色から金色に!

最後までキラキラを楽しみました。

お客様は何度も「きっと忘れないよね」とおっしゃっていました。私もまったく同じ気持ちでした。

 

ススキが輝く位置は、この20年間でだいぶ変わりました。
20年ほど前に私がよくお客様を誘って見に行っていた場所には今はすっかり木が生えて、黒い地面にまばらに草が生えていた場所はススキの大草原に変わりました。
やがて噴火でやり直しになるか、森になるかのどちらかで、いつか変化してしまうであろう景色。今日この日に見せてくれた風景を、本当に感謝したい気持ちでした。

 

3人で最後に山に向かって「ありがとう!」と言いました。

本当にありがとう〜!

 

(かな)