「雨じゃないと見られない景色」

今日は、午前中が本降りの雨、午後からは晴れるものの強風、さらに午後の高速船は欠航…。そんなコンディションの中、日帰りでいらっしゃったお客様と、島を巡ってきました。

 

体が濡れると北風で一気に寒くなり、体温も奪われてしまいます。
そこで午前中は無理をせず、車移動を中心に、島を回ることにしました。

 

まずは、「溶岩が流れてできた島」であることを感じていただきたく、北西部にあるサンセットパームラインへ。

しかし雨脚が強く、全体像は霞んでよく見えません。

それでもお客様は、「大雨のときには、大雨じゃないと見られない景色があるのよ」と、とても楽しそう。

「なるほど」と思い、車を止めて写真を撮りました。(運転中ではありません!笑)

 

巨木の根が門のようになっている「泉津切り通し」では、側溝から水が溢れだして、緩やかな斜面を覆うように水が流れていて驚きました。

お客様は、雨で滑りやすくなっている階段に臆することなく、奥へ探検に行かれていました。

その後は、島の東側を南下。

 

波浮港に着いた頃、ちょうど空が明るくなってきて、青空が広がりだしました💕

港展望台の向かい側の空は、さらに澄んだ青!

赤いポストを見て、「最近はほとんど見ないわよ」とお客様。😀

 

港周辺は傘なしで散策でき、「昭和の雰囲気」を楽しまれていました。

雨上がりの地面はまだ濡れていたので、立ったままコロッケを頬張り、お茶で一息。

海を覗くと、小さなフグ(キタマクラ)が泳いでいるのをお客様が発見。

教えてもらったので、撮ってみたら写りました!

 

満潮によって、港の岸壁の中まで海水が入り込む光景は、高知県が故郷のお客様は以前も見たことがあるそうですが、海なし県からいらしたお客様には珍しい風景のようでした。

😀

 

続いて、「ふわふわの黒い砂に行きたい」というリクエストで砂の浜へ。

波はありましたが、青空と黒い砂浜とのコントラストが綺麗でした。

 

海のない場所で育ったお客様は、海を見た途端、波に向かって走り出しました。

その姿が本当に楽しそうで思わず激写!

ときどき波が奥まで届いてきます。
ギリギリまで近づいて、砂に手形をつけるお客様。

「今だ」と思い、手形と波を一緒に撮ろうとしたのですが

欲を出して背中側と海の風景を狙っているうちに、大きな波が一気に押し寄せ、手形はあっという間に消えてしまいました😢

 

秋の終わりを告げるイソギクの花が美しく、

まだ残っていたハマゴウの実の香りも楽しめました。

 

雨上がりで茶色くなっているかと思った地層大断面は、少し乾いたきれいな色でした。


「これが見たかったのよ」と、嬉しそうなお客様。

 

大型客船(夜行)で来島し、また大型客船で帰路につかれたお客様。

「雨の日だからこそ見られた景色があって、とても楽しかった」というポジティブな言葉が、何より心に残る一日でした。(感謝)

 

(かな)