だいぶ日が経ってしまいましたが、先月末に担当したツアーの様子を、お客様が撮影してくださった写真とともにご紹介します。
1月26日、雲は多めながら風はほとんどなく、対岸の富士山から南アルプス、さらに普段は霞んで見えない遠くの島々までくっきりと見渡せる、絶好のトレッキング日和となりました。

今回ご一緒したのは、85歳のT/S様と20代のお孫さんT/T様。
ご予約時に年齢を伺い、10キロを超える行程を歩き通せるか少し心配しておりましたが、実際にお会いすると驚くほどの健脚ぶり。高低差約150メートルの坂道も軽やかに進まれ、足場の不安定なお鉢回りでも、お孫さんと楽しそうに会話を弾ませながら歩かれていました。
お話を伺うと、昔から山が大好きで本格的な登山経験も豊富。今でも時間があれば近くの山に登られているそうです。さらに、お二人とも大島は2回目の来島で、T/S様はなんと70年前にも訪れていたとのこと。
70年前といえば、1950年から約2年続いた噴火の直後。表砂漠が溶岩に覆われた数年後の様子を思い浮かべながら、当時のお話をたくさん聞かせてくださいました。
途中では今季初となるツララを発見。

雄大な中央火口を堪能し、周囲の海を見渡すと、三宅島の向こうに御蔵島までくっきり。そんな中、T/Tさんが海上を指さし「あれは何ですか?」と質問。スマホで拡大してみると、三宅島の沖合にある“三本岳”でした。

普段は見えない遠くの島影や小さな岩礁まで鮮明に写っており、思わず最新のスマホ性能にも驚かされました。
噴気も勢いよく立ち上り、伊豆大島が今も生きている火山島であることを実感していただけた様子でした。

その後は、割れ目噴火口から吹き上げた飛沫が作ったオブジェを楽しみました。最後は、海に沈む夕日を眺め、ツアーの締めくくりにふさわしい美しい景色を堪能していただきました。
今回のツアーでは、私より一回りも年上のT/S様から多くの感動と勇気をいただきました。そして、思い出の地を再び訪れる機会を作ってくれた優しいお孫さんT/T様。ご一緒できたことに心より感謝いたします。
(柳場)