伊豆大島のキョン

先日、家に帰ったら、キョンが、車の前をのんびり横断していて、その警戒心のなさに驚きました。

東京都の推定では、令和6年末時点で伊豆大島のキョンは17,439頭(中央値)。

 

2024年1月には、森の中で角をぶつけ合って争うキョンを目撃しました。

 

山の上の溶岩地帯にも現れ、ガラガラ崩れやすい溶岩の上を、ヒョイヒョイ歩き回り、裏砂漠にも表砂漠にも足跡があります。

庭先にも海岸にも、もちろん森の中にも生息しています。

 

アジサイやセンニンソウ、テイカカズラなど、毒があると言われる植物まで食べることができる、なかなか手強い生き物です。(下の写真は、葉を食べられたテイカカズラ)

 

大島の山道や畑は、今では多くがグリーンのネットで囲われています。

特に畑はこのネットでしっかり管理していないと、キョンに入られて食べられてしまうとのこと。

「減少傾向」と言われていますが、正直、現場ではあまり減った感じがありません。

 

昨日も、あちこちで大声で鳴き交わしていました。

「ギャ〜〜!!」という悲鳴のような鳴き声を出すことが多いのですが、2頭で鳴き交わしている時は、少し甘えたような声も出します。

でも春が繁殖期というわけではなく、1年中繁殖できるようで、上の写真の仲良しペアを見かけたのは10月です😅

 

ある時は、ツアー終了後にお客様を車で送っていく15分ほどの間に、10頭のキョンを目撃。
「すれ違う車よりキョンの方が多いですね」というお客様の一言に、思わず苦笑いしてしまいました。

 

観光のお客様には「かわいい」と人気がありますし、確かに顔だけ見れば愛嬌もあります。(下記写真は柳場撮影)

でも島で生活していると、農作物被害など現実的な問題が大きく、「かわいい」だけでは済まない存在でもあります。

 

野生(野生化した)の動物たちとの付き合い方は、日本中どこも課題がいっぱいですね…。

伊豆大島の人とキョンの、今後の展開はいかに?

 

(かな)