今日、海岸通りを車で走っていたら、黄色くてよく目立つオオキンケイギクが、まとまって風に揺れていました。

華やかで大きな花は、遠くからでもよく目立ちます。

オオキンケイギクは北アメリカ原産のキク科植物。
強健で育てやすいことから、日本に1880年代(明治時代)に園芸用として渡来。1970年代には道路法面の緑化などに全国的に利用されていたそうです。

しかし、その旺盛な繁殖力によって在来植物を押しのけてしまうことから、現在は外来生物法で「特定外来生物」に指定され、栽培・運搬・販売・野外への放出などが禁止されています。
今では北海道から沖縄まで広く分布し、伊豆大島でも1980年代前半にはすでに野生化していたことが確認されており、年を追うごとに分布を拡大。島の広報誌などでも駆除活動への協力が呼びかけられています。
今日もサンセットパームラインのほか、空港のフェンス沿いや

民家周辺の道路沿いなどで、花を咲かせていました。

写真を撮ろうと近づくと、一部の葉の先端に食べられた跡がありました。

この食べ方は、おそらくキョンの仕業。

「特定外来生物を、別の特定外来生物が食べる」の図です(^_^;)
キョンも、オオキンケイギクも、人間の活動によって島へ持ち込まれた生きものですが、どちらも非常に強い生命力を持ち、今や人間の力では簡単にコントロールできない存在になっているように感じます。
生きもの同士の関わり合いはとても複雑で、常に変化を続けているので、単純に「いつの時代が正しい」とも言えないように思います。
一方で、外敵の少ない環境で進化してきた固有種が多く残り、それ自体が大きな価値となっているのが「島」という場所…。
何をどこまで守るのか?
どこからを変化として受け入れるのか?
簡単に答えが出る問題ではないけれど、考え続けなければいけない課題だなぁと思いました。
(かな)