昨日、私と同年代のご夫婦と歩いてきました。(最近この書き出しが多いような…笑)
1泊のご旅行で、前日に裏砂漠まで歩かれており、「あまり長距離は歩きたくない」というご希望から、この日は三原山の裾野の溶岩をのんびり散策。その後、地層大切断面と波浮港の4時間コースを、ご提案しました。
前日の霧が嘘のように、この日の三原山は快晴。

ツツジの向こうには、三原山がしっかり姿を見せてくれていました。

避難壕の中では、まだ小さめのカタツムリが元気に這い、

小さなショウリョウバッタの子どもにも出会いました。

(お客様が見つけて教えてくれました)
山頂までは登らないコースでしたが、広い景色を眺めながらお茶を楽しみたくて溶岩の丘を登り、面白い形の溶岩を観察したあと、

高い所でティータイム。

するとこの日、丘の下で驚くべき光景に出会いました。
最近、三原山周辺では、カルデラ内に侵入・成長を始めたクロマツが目立つのですが、若い枝が伸びるこの時期、どの木も空へ向かってまっすぐに若い枝を伸ばします。ところが…

溶岩丘の下にある1本だけは、若い枝がくねくね曲がりながら空へ向かって伸びていたのです!

こ、こ、これ何ですか〜??
まるでヘビのよう…初めて見る光景に、ものすご〜く驚きました。
不思議でたまらず、木に詳しい林業の専門家の方に意見を伺いました。
その方によると、「芽が伸びる数日間、写真の右から左へ強風が吹き続け、柔らかい若芽が風に押されて曲がったのでしょう。しかも途中で風が止み、本来の性質で再び上へ向かったため、“クランク”のような形になったのでは?」とのこと。

確かによく見ると、どの枝も一度横へ曲がったあと、最後はちゃんと空を向いています。
近くの木はどれもまっすぐ空に向かって枝を伸ばしているのに、なぜここだけ…。地形や他の植物との関係で、局地的に風が渦を巻いていたのでしょうか?
目に見えない風の流れを、クロマツが無言で教えてくれているようで、とても不思議な気持ちになりました。
自然は不思議がいっぱいですね。
お客様のリクエストのおかげで、こんな不思議な景色にも出会うことができた一日でした。(感謝)
(かな)