6月11日、11月に開催される国際島嶼生物学会エクスカーションの下見3回目として、海岸(野田浜、赤禿、笠松)と、極相林(波治加麻神社)を歩いてきました。
溶岩の岩場

砂浜

高い木々が頭上を覆う森

変化に富んだ環境を、ガイド6名(途中参加1名)で歩きながら観察し、疑問点を出し合い、コースの確認を行いました。

(上の写真は「ここに誰かひとりガイドが立って、この先に行かないように言おうね」と打ち合わせているところです)
砂浜では、打ち上げられた海藻を見て、「美味しそう!」という声も(笑)。

島では、こうした海藻をどのように食べてきたのか、そんな暮らしの話もツアーで紹介できたら面白そうです。
この日は、オカヤドカリにも遭遇しました。

ツアー本番は11月初旬ですが、暖かい日なら、また姿を見せてくれるかもしれません。
ほかにも、いろいろな発見がありました。
これまでツメクサだと思っていた植物は、花茎が伸びたことでどうやらハマツメクサらしいことが判明。

また、三原山麓で見慣れているオオバヤシャブシが、海岸の岩場にたった1株だけ生えているのも発見しました。

葉は厚く大きく、

実も普段見るものの2倍ほど。

たくまし〜!!
海岸植物は、風や塩分、乾燥に耐えるため、葉の表面がワックスで覆われてツヤツヤになると言われています。

この日も、肉厚で光沢のある葉を持つ植物たちを、たくさん見ることができました。
一方で、シダの識別は今回も大きな課題です。

「白い紙の上に並べれば違いがわかるのに、自然の中では緑に溶け込んでしまい、見分けがつかない!」という嘆きの声があちこちから聞こえました😅
暑い夏を乗り越えたら、きっとあっという間にツアー本番です。
世界各地から集まる生物学者の皆さんに、伊豆大島の自然を楽しんでいただけるよう、少しずつ準備を重ねたいと思います。
(かな)