リクエストは、「三原山と地層切断面」でしたが、私のガイド当日(5月18日)は、朝から島全体を包みこむような濃霧…。
山は翌日にまわすことにして、まずは噴火でできた真っ赤な丘を紹介するため「赤ハゲ」へ。
海岸植物の観察をしながら歩いていると、お母様がススキの葉の太さに気づかれ、「ススキを何枚か合わせて、チマキを作るのよ」と教えてくれました。
娘さんも「母はチマキ作り上手なんです」と。

チマキ作りに、葉が大きくてザラつきがないハチジョウススキを使ったら、普通のススキより楽に作れるかもしれませんね!
少し進むと、ニオイウツギがほんのりピンクに染まり始めていて、美しいので皆で鑑賞。

お母さんは足元の小さな花を、「これ可愛いわ!」と。

一瞬、名前が出てきませんんでしたが、久しぶりに出会うママコノシリヌグイでした。(名前の由来は、この棘だらけの茎で継子の尻を拭く…という、なんとも恐ろしい発想からとのこと)
垂れ下がるオオシマハイネズは、

娘さんが「飾り物として使えそう!」と高く評価されました(笑)
赤い丘に続いて訪れたのは、黒い溶岩が流れた海岸(ケイカイ)。

水を嫌うタマキビの中に、ツヤツヤと輝く貝が混ざっていました。

どなた?

(めっかりの子ども??)
お母さんは紫色の美しい芋貝も発見し、見せてくれました。

この日のハイライトは、地層切断面での時間でした。
島中に霧が出ていて、地層も全体が見えませんでしたが、少しずつ晴れてくることを期待して、まずは車を降りて記念写真。

なんとお二人は、この日のために、椿の花と名前を刺繍した特別仕様の縞々Tシャツを用意されてきたとのこと。

さらに、この地層の前で食べるため、バウムクーヘンまで持参されていました!(お二人が手に持っているのがバウムクーヘンです)

そのこだわりと楽しみ方に、こちらまで嬉しくなりました。
続いて、波浮港の周辺を散策。

街を歩いた後、港でティータイム。
お母さんは、海のそばで魚屋さんをされている(いた?)とのことで、波浮港の風景を、少し違うけれど似ているところもあると、楽しまれていました。
最後に立ち寄ったのは、椿油の製油所です。(ここも情報誌に紹介されてました)

店のご主人は、ちょうど仕事の区切りがついたところとのことで、とても丁寧に対応してくれて、話が弾みました。
椿油のポストカードまでプレゼントしていただいて、温かい時間を過ごすことができました。

火口は見られなかったけれど、情報誌に載っていた場所は、山以外の場所のうち8割ぐらいは回れたかな?と思います。
遠くまで訪ねていただき、素敵な時間を一緒に作ってくださって、本当にありがとうございました。
(翌19日は、天気の様子を見ながらチャンスを待ち、柳場の案内で、めでたく火口を見て帰られたそうです。良かった〜)
(かな)