1日中雨が予想されたので、森から溶岩流に抜けるコースか、色々な形の溶岩を見てから、(通称)幻の湖に抜けるコースのどちらかを選んでもらい、その後、少し他を回るつもりでした。
ところが、お客様からは「両方行けませんか?」、というリクエスト!
「せっかくだから、雨でも歩きたい」「フラやっているので体力はありますから」とのこと。
で、もちろん行ってきました!
昼を挟んで午前と午後の雨の日ツアー!
雨にめげないポジティブな姿勢が嬉しいですよね。
テーマはもちろん「雨を楽しむ!」です。
レィンウェアをお貸しして、午前の部は森と・・・

溶岩地帯を往復。

歩き出してすぐに、まるで道の上に架かった吊り橋のようなサルトリイバラのツルを発見!

「よく横断したね~」とみんなで観察。

雨好きのスナゴケが元気に葉を開いているのに触りながら・・・

「高校球児の坊主頭みたい~」と手触りを楽しむお客様。

みんなこのネーミングが気に入って、昨日のツアー中、スナゴケを見ると「あ、高校球児だ!」と言いながら歩きました(笑)
普通倒木に横に並んでつくキノコが、細い枝にビッシリ生えて『白い塔』みたいになっているのを見つけたり・・・

地面を横断中で踏みそうになったミスジマイマイを『やっぱりカタツムリといえばアジサイだよね。』ということで・・・

ガクアジサイの葉に乗せたり・・・(ツルツル滑ってなかなか這ってくれないので、みんな結構真剣でしたが、カタツムリさんはどう思っていたでしょうか)
木の葉に落ちたあと幹に集まって流れてくる水を手で受け止めて「どのぐらいの量がとれるか」を調べたり・・・

もちろん女子らしく、キラキラ水滴に見とれたり・・・

いっぱい笑って歩きました。
そして午後。
予報ではザーザー降りの横殴りの雨の可能性もあったのですが、皆さん「行きたい」という意見で一致!

青いレィンウェアは水がしみてしまったので、別の物に着替えてツアー第2部へ。
皆さん、とても楽しそうで、振り向くといつも笑顔でした。

道中、雨粒を体中につけて、ほとんど動かない状態の虫に同情し・・・

ほぼ全水没に近い状態の、コケリンドウのタネを観察したり・・・

色とりどりのガクアジサイを楽しみながら・・・

湖へ到達!

『真っ白の霧と水だけ』の風景を予想していたのに、驚いたことに私たちの周囲だけ霧が薄くなり遠景が見えました。
「スゴ~い」とお客様。

何も見えないのも幻想的で面白いですが、『広さ』が感じられる景色は、やはり素敵です。
もちろん、ジャブジャブ水の中を歩きました。

三原山も姿を見せてくれたので、みんなで山にお辞儀をして「ありがとうございます」とお礼を言いました。

きっと『噴火も雨も、ありのままの自然を受け入れて生きるハワイのスピリッツ』を持った3人に、三原山が特別サービスをしてくれたのだと思います。
・・・たぶん絶対、そうだと思います。
雨で体は冷えましたが、ワクワクがいっぱいの楽しいツアーでした。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
ちなみに歩き終わって車に戻ったら、ザーザー降りになりました~。
(カナ)