え〜、事情を説明します。
実は私には、三原山のまわりに複数の"友だち”がいます。
たとえば荒々しい溶岩の上の若いオオシマザクラの木とか、暴風雨に耐えて頑張っている背骨のような火山弾(リボン状火山弾)とか、何度か通って親しくなったのです😊
でも、普通にガイドで歩くコースから、少し外れたところにいるのです。
なので、会いに行くには、そのためだけに、わざわざ時間を取らなければなりません。
「ガイドコース上で新たな友だちを作ろう!」
そう思って出かけました。
実はアテがありました。
場所は裏砂漠に向かう”再生の一本道”の途中。

34年前の噴火で一度焼け野原になり、草地を経て、木が年々成長している場所です。

点在する緑色は、ほとんどが(全てと言っても良いかも?)この2種類。

ハチジョウイヌツゲ(左)と、ヒサカキ(右)です。
この景色の中にある、茶色だけの塊。

「なんだか形も整っていて、かっこいい!」と以前から思っていました。
一見、荒れ地に一番乗りで生えるハチジョウイタドリとススキだけの集合体に見えます。

でもきっと、他にもいろいろ生えているはず…。近づいて、何が生えているのかジックリ観察することにしました。
たんまりたまったイタドリの落ち葉。

よく見ると、大島の森に多い“オオシマカンスゲ”の若葉が、何本も伸びていました。

蔓植物のシマヘクソカズラも数株。

同じく蔓植物のサルトリイバラ。

こちらはツヤツヤの赤色の実が綺麗でした。
枯れ葉の下から、若葉を伸ばしていたアシタバ。

元気な色に、惚れ惚れしました。
枯れ葉の上に落ちていたカタツムリの殻。

2つとも左巻きでした。
ハチジョウイヌツゲの芽ばえは数カ所にあったけれど、少し茎が伸びたものは何者かに食べられていました。

たぶん食べたのはキョン(小型の鹿)だと思います💦
イヌツゲの芽生えがキョンの好物だとしたら、しばらくここに、緑の木が生えることはないかもしれません。
不思議だったのは、ここのイタドリたちのタネが、たくさん枝に残っていたことでした。

周囲には、目に付くイタドリのタネはないのに、なぜここはこんなに残っているのでしょう?
そういえば生えている植物も、鳥が果実を食べてタネが運ばれるタイプのものがほとんどで、タネが風に運ばれるものはススキぐらいなような…??
微妙な環境の違いで、風が当たらない場所があるのでしょうか?
不思議です…。
幅2m×3mほどの友だちが、新たにできました。

これから時々、会いに行って、どんなふうに変わっていくのか見ていこうと思います😊
(かな)