みのりの秋


 秋らしくなって来ました。早いもので、今日から10月です。

 今週は「ゲゲゲの女房」が終わって、ちょっこし淋しいです。

秋の味覚のひとつクリの実。大島でもクリの木が所々に植えられています。
毎年、美味しい実が採れます。今年もたくさん実が付いたのですが・・・。

 この話は後に。


 最近方々で咲いて目立つこの花。

 花芽が伸びてくるところから、プレイバックして。
 8月中旬。


 

 8月下旬には、ぐっと腕を広げるように・・・



 昨日のアシタバの花によく似てます。

 この場面だけ見せられたら、アシタバと間違えるかも。

 春、「山菜の王様」と珍重されて若芽を摘まれるタラノキです。
花芽は、こんな感じです。食べられるのでしょうが、食べるという話を聞きません(笑)


 昨日、今日と昼間は暖かくて、虫たちがたくさん集まっていました。
スズメバチも来ていたので、ハチかと思ったら、こちらは、ハナアブの仲間。

 なぜか、この写真だけ大きくなって(汗)・・・そのつもりはなかったのに。

 アブらしい巨大な複眼に毛があり、
 腹部の基部2節が淡黄色の帯状・・・ 

 採取して調べたわけではないので、正確なところは分かりませんが、
シロスジベッコウハナアブではないでしょうか? お詳しい方いらしたら、ご教示ください。

 スズメバチの巣に侵入して産卵するという、すごい技の持ち主とか。
そのままベッコウハナアブの幼虫は、スズメバチの巣の中に寄生して、
スズメバチの死骸などを食べる「ハチの巣の掃除屋」として育ち、
ちゃっかり、巣の中で越冬してから蛹化・・・。

 成虫の体長は、15ミリ以上ありそうな大きさです。
スズメバチの巣に入り込めるのには、何か裏取引でもあるのでしょうか?


 こちら↑は、ハラナガツチバチの仲間のようです。

 この仲間は、コガネムシ類の幼虫に寄生するそうです。
花粉を体全体に付けているようで・・・細部が分かりません(汗)
オオハラナガツチバチ・ヒメハラナガツチバチ・キンケハラナガツチバチ・・・?

 
こちら↓が、幼虫に食べられてしまったクリの実です。


 夏の暑さのせいか、今年は虫の発生(被害)が目立ちました。
こんな具合に、殻斗(かくと:イガ)から出すして、堅果を寝かして見ると、
座の部分より上の、果皮の滑らかな部分に大穴を開けています。

 実は、キレイに拭いて並べたのです。元は大粒のフンが糸でまとめられて、
たくさんくっついていたのでした(涙)

 幼虫は、実がまだ小さくて柔らかい内に穴を開けて食入してしまうようです。

 
 食害が多いということは、店頭価格が例年より高めでしょうか?



 犯人(犯虫)はこちら↑。13ミリくらいでよく太ってますね。

 モモノゴマダラノメイガというガの幼虫でした。
成虫は、黄色地に黒ゴマを散らしたような模様らしいです。

 幼虫を容器に入れて置いたら、マユを作ってサナギになってしまいました。
幼虫のまま、樹皮の割れ目などで越冬のはずなのですが、
暖かくて、春と勘違いしたのかも?

(なるせ)