(その後、軽石は、島のあちらこちらの海岸に漂着しているもよう)
小雨の降る、誰もいない海岸に降りていくと…

海岸の砂がなくなり、急斜面ができていたので驚きました!

北に向かって歩いていくと、軽石がまとまって流れ着いていました。

いつも見かける白い軽石もあるけれど、確かに黒っぽい。

軽石が流れ着いているラインの上には、かつて見た中で一番多くの人間の足跡がついていました(笑)

みんな見にきているのですね〜。
波が足跡を消したフラットな場所と、足跡でボコボコの場所が綺麗に分かれているのが、デザインとして面白いです。

福徳岡の場の噴火で海に浮いて流れ着いた軽石たちは、だんだん小さくなっているようですね。

海流に乗って長旅をして、大島にやってきたのだと思うと感慨深いです。

そしてフラットな場所に残っているのは、みんな伊豆大島火山のものと思われる、黒くてやや重い石ばかり。

なるほどねぇ。
軽石も興味深いけれど、それと同じぐらいに興味深かったのが地形の変化です。

草が生えている場所から波打ち際まで、もっと緩やかな斜面だった気がするのですが(少しは段があったけれど)、どれだけ大量の砂が海に持っていかれたのやら?
斜面には、粒子の細かい火山灰が作るシマシマや

赤や黒の小粒の石(土石流?)

角の取れた丸い石が並んで挟まっているところもあって、過去に起きた出来事の想像が膨らみます。

そして数ヶ月前、斜めだった砂浜が(写真は今年6月末)

平坦になった風景が不思議でなりません。

(何度も打ち寄せた波が、砂に描いた模様もきれい…)
大量の軽石を海に漂わせた火山噴火もすごいけれど、波の力もすごいなぁと感動しながら散策を終えました。

自然の力には、驚くことばかりです!
(かな)