2025年こどもの日ツアー

5月5日(こどもの日)、2組4名のお客様と一緒に、火口〜裏砂漠〜森を歩いてきました。

風も穏やかで快晴。
歩き始め地点では、大島ツツジが一層鮮やかに歩道の脇を彩ってくれていました。

葉の下に隠れて目立たないオオモミジの種子が、少しずつ大きくなり、カワイイピンク色の種子をぶら下げていました。

写真を撮っても、いつもピントが合わず苦戦していましたが、この日はようやくうまく撮れたので、記念に一枚載せておきます(笑)。

この後はいつものように、ゆっくりと様々な溶岩を観察しながら進みました。
最初に立ち寄った溶岩丘では、お客様の服が黒かったこともあり、まるで溶岩があふれ出しているかのような写真が撮れました!(笑)

1986年の噴火で流れた溶岩の上では、たくましく育つハチジョウイタドリが話題に。

ぷっくり元気そうな姿に感動して、こちらでも記念撮影を😄

この日は風が弱く、遠くの景色はやや霞み気味。

でも少し標高を上げたところで、「雲に擬態しているかのような富士山」の姿を発見しました!

「見えた!」とみんなで喜び合える瞬間、やっぱり日本人だなぁと思いました(笑)。

お客様たちは、撮影にも素敵なノリで応じてくださり、ゴジラそっくりの溶岩の前でも、ポーズその1…

ポーズその2と、次々に面白ポーズを決めてくださいました。

表現力は無限大ですね〜!

表砂漠を見下ろす丘でも、なにやら楽しそうなポーズで記念撮影。

(もしや伊豆諸島を手に乗せていたのかな?←全然そんなふうに撮れていない・笑)

この日は噴気が少なめでしたが、1本だけはっきりと上がっているものがあり、

みんなで「活火山を感じるポーズ(?)」でパチリ。

また、38年間、まともな名前をつけてもらえなかった火山(現在は「B2火砕丘」という事務的な名称)は、「まるで葛飾北斎の絵のようだ!」という声から、

北斎山」という素敵なニックネームが誕生しました😄

下山前に小休止。

近くにベンチもあるのですが、「ベンチはどこにでもあるから」と、お客様たちは“空から飛んできた一滴の溶岩”を選んで腰掛けておられました。

山を下った所の割れ目噴火火口付近は、ツツジが満開! 

昨年よりも、花が多くなったように感じました。

裏砂漠では、縞模様の地層に惹かれたお客様が、地層の前で鑑賞。

せっかくなので、近づいてもらいました。

地層の大きさがわかりますね!

もう一組のお客様からは、「真っ黒い山を背景に撮ってください」とリクエストがありました。

「ザ・裏砂漠」って感じですよね!

実はこの日、私の持っているモンベルのストックを、お客様にお貸ししたのですが、軽量化のために空いている穴が風を受けると、笛のように音が鳴るのです。

お客様は楽器(トランペットか笛)を演奏されるとのことで、角度を変えて風を当て音を奏でようとチャレンジしていました。
残念ながら風が弱く、あまり音が出ませんでしたが、そのチャレンジが楽しかったです。

この場所では、「空を見るのも良いけれど、頭を少し上げて広い景色を見るのも良い!」と、それぞれ自由にリラックスタイム。

最後は、森の中をゆっくり歩いて帰路へ。

途中、斜めから差し込む光が、まだ若いサルトリイバラの葉を照らし、葉脈が美しく浮かび上がっていました。

2025年春、この日、この時にしか見られない風景や出会いが、たくさん詰まった一期一会のツアーでした。

一緒に楽しい時間を作ってくださったお客様に、心から感謝です。

ありがとうございました!

(かな)