リス村勉強会と打ち合わせ

昨日、スタッフ勉強会でリス村に行ってきました。

 

なぜリス村か?

 

それは、今まで何人ものお客様から「リス村の椿がすごく良かった」 

「村長さんの説明がとても面白かった」という情報をいただいていたからです。

 

スタッフの間で「いつか勉強に行きたいね。」という話がかなり以前から出ていて

昨日やっと実現した…という訳なのです。

 

ここで、リス村を知らない島外の読者の方のために少し説明を…。

 

リス村はリス、ウサギなどの小動物と触れ合えたり、景色抜群の芝生広場でノンビリしたり、
椿園に数々の世界の椿が植えられている、広大な施設です。

 

詳しく知りたい方は、下記ページをご覧ください。

http://www10.ocn.ne.jp/~risumura/ 

 

さて、前日の突然の申し込みにも関わらず、リス村の村長さんは快く私たちを迎え入れてくれました。

 

まずは、ご自分で考えたという太鼓演奏でお出迎え。

 

歌あり、踊りありの楽しい雰囲気の中で、私達はどんどん説明に引き込まれていきました。

 

村長さんは植えてある植物の生態や島の歴史や成り立ち等、古いことから最新の話題まで
とても良く勉強されていて、まずはその知識の豊富さに感動しました。


そして説明の仕方に、聞く側が引きつけられるような工夫が凝らされていて、
その見事さに更に感動しました!

 

たとえば
「53年前のまさに今日(10月13日)、三原山で噴火があったのですよ。
その時火口の近くには1000人ぐらい人がいて、そのうちの1人が亡くなったのですよ。」
という説明では、昔の噴火が本当に今日起こった出来事のように感じられました。

 

ご自分の実体験にもとづく話も興味深く、村長さんの話を聞いていると、
資料に書いてある味気ない内容が私自身の身近なできごとのように感じられ、聞き入ってしまいました。

 

1年中花を咲かせているという、スタッフ間で話題だったアジサイも見せてもらいました。

 

三宅島で見つかったガクアジサイだとか…。


白い装飾花が、とても綺麗でした!

 


そのほか盛りだくさんの内容で、ガイドの技術や姿勢についてとても考えさせられました。

私が観光客で大島を訪れていたら、きっとまた、リス村に行って話を聞きたいと思うに違いありません。

 

忙しい園内の手入れ中にお邪魔した私たちのために、様々な事を語ってくださった村長さん、
ありがとうございました!

 

さてこの日は勉強会後、鴻池と一緒に島の小学校へ打ち合わせに行ってきました。


来週予定されている小学校5~6年生の遠足に短時間ですが合流し、
島の自然とジオパークについての説明をさせていただくことになっているのです。

 

校長先生や担当の先生方と島の自然についてのお話をするうちに
だんだん盛り上がった雰囲気になり、私自身もとても楽しんでしまいました(笑)。

 

私達ガイドが感動した大島の自然の魅力は、島に暮らす多くの人々にとって
同じように魅力的なのだなぁと思って、本当に嬉しくなりました。

 

きっと皆で探していけば、島の歴史や人間の生活も含めて
もっともっと魅力的な楽しい発見ができるに違いありません。

 

何だかそんな確信が生まれた、とても素敵な1日でした。

 

(カナ)