ジオノスレポート第2回(火山の展示)

ジオノスレポート第2回は、有料ゾーンの「火山」の展示をご紹介します。

有料エリアの中でも、特にボリュームがあるのが火山に関する展示です。

伊豆大島の南に連なる火山の島々が、階段脇の壁に南から順に紹介されていて、プレートに載って運ばれる火山島のスケールを感じながら、展示室へと上がっていきます。

 

展示室に入ると、まず目を引くのが、伊豆大島の模型も埋め込んだ大きなスクリーン。火山や人の暮らしの物語が、プロジェクションマッピングで映し出されます。

テーマごとに選べる映像が用意されていて、自分の興味に合わせて見ることができます。

でも内容が盛りだくさんなので、全部見るのはちょっと大変……。そんな方には、島の火山の成り立ちを簡潔にまとめたシンプルな展示もおすすめです!

時間をかけずに見られるので、ガイドの説明には便利そうです。

 

地層の「はぎ取り標本」も、以前からあった地層大切断面の剥ぎ取り展示に加え、伊豆大島カルデラができた後の、新しい地層も加わりました。

そのシマシマが何を表しているか、分かりやすく説明してあるほか、一つ一つの地層に着けられた記号の意味も解説されていました。アルファベットと数字の組み合わせなのですが、数字が大きいほど古いのですよね。

 

また、伊豆大島の火山研究に貢献した方々の研究資料や本も展示されてます。

火山に詳しくない普通の人にも伝わる言葉が、本からピックアップされていて、読みやすいです。

 

展示のあちこちには、参加型のクイズや体験が仕掛けられています。

 

マグマのしぶき(スコリア)に触れたり、

石の重さを比べたり。

伊豆大島の土台となっている古い火山のことも、わかりやすく展示されていました。

 

展示のタイトルが分かりやすいので、何を伝えたいのかがイメージできます。

伊豆諸島の火山島を、同一縮尺で表現した模型の下には、

その島の石を引き出して、触ったり、観察できるようになっていました。

 

波浮港の誕生物語は、なんと飛び出す絵本で紹介されていて、売っていたらガイドグッズとして買いたかった〜。

(なぜか写真は飛び出していないページですが🤣)

 

さらに、日本の他の火山や、

世界の火山について学べる展示もありました。

かつての『火山博物館』の時代に展示に関わった方々の、「火山を知ってもらおう」とする情熱が、今の展示に受け継がれているように感じました。

 

当時の火山弾なども健在。

 

ちなみに私が個人的に気に入ったのは、地層の中の粒の大きさによる水はけの違いを「パチンコ玉」で体験できるコーナー!

これ、かなり楽しかったです(笑)

 

また、次の噴火に備えて、現在行われている火山観測についても、選んで学べるようになっていました。

他にも溶岩が流れている時の動画、1986年噴火の調査の際のリアル映像など、ここでは紹介しきれないほど盛りだくさんの内容でした。

 

情報量が多くて、普通なら頭に入ってこなくなりそうだけど、一つ一つの展示がわかりやすく整理されているので、読み進めることができます。

 

ただ本当に、短時間では足りません。

なので、ガイドは展示をうまく活用して、ツアーに来る方に「これを見ると良いよ」と勧められたら良いなと思います。

 

いっぱい活用することが、この展示に尽力した方達の苦労に報いることになると思うので、みなさんぜひ何度でもお訪ねください。

 

あまりに長くなるので「火山の展示」はここで終わりにします。

「生きもの」と「暮らし」は、また後日まとめたいと思います。

 

(かな)