夏の宿題


 台風14号が沖縄本島の東側海上を北上中で、
予報では明日の夕方頃に伊豆諸島・南関東へ接近!! 

 昨夜も低気圧の通過で、すごい風が吹きました。
今朝は道路へ出てビックリ! 枯れ枝や葉がいっぱい落ちてました。

 このところ、どんより曇っていたり雨降りの日が多い伊豆大島です。
撮影に出られなかったので、夏の課題の虫たちをひとつかみ・・・。

 見出しの写真↑は、タマムシ科の【ウバタマムシ】です。
タマムシの仲間で大島で見たことがあるのは、これだけだったかと。



 春から夏にかけて、よく見掛けるのはコメツキムシの方が多いです。
こちら↑は、コメツキムシ科の【ウバタマコメツキ】です。

 ウバタマムシによく似たコメツキムシってことなのでしょう。
枯れた松の木にいることが多いことなども似ています。
・・・でも、どうして、松の木にいると、こうゆう形態になるのか?


 「コメツキムシ」は、コメツキムシ科に属する甲虫全部の総称です。
甲虫類中では、比較的多きな1群で、日本には200種程がいるそうです。
 
 コメツキダマシ科、コメツキモドキ科なんてのもいて、奥が深い(笑)

 これが、3センチ程ですから、日本の甲虫としては大きい方でしょうか。

 こんなふう↑に、ひっくり返すと、じっと動かずに死んだふり(?)をして、
ぺっこん!とはね起きて驚かされます。

 こちら↓は、一回り小さ目の【サビキコリ】16ミリくらいですね。



 コメツキムシ科の仲間は、みんな形がよく似ています。
おまけに色も、黒や褐色で、地味で控えめ。判別に困ります。

 でも、なぜか、これ↑には名前に「コメツキ」とついていません。


 こちら↓は、【オオナガコメツキ】。スリムなので、長く見えるけど、
体長は28ミリでした。



 コメツキムシの仲間の幼虫は、「はりがねむし」と総称されて、
ムギ類、イモ類、トウモロコシなどの害虫もいます。


 カマキリに寄生するハリガネムシとは別ですので、注意。

  こちら↓は、【ヒゲコメツキ】 のオス。

 

 クシ状の触覚がオスの特徴。メスの触覚はノコギリ状とのこと。

体長23ミリ、ヒゲは13ミリありました。何に使うんでしょう?


(なるせ)