3日間

一昨日から今日まで、3日連続で山を歩きました。

一昨日は、フリーペーパーの取材の方々と。

モデルの女性は漫画家&イラストレータ鈴木みきさん。
若い世代を山好きにした仕掛け人の一人です。

みきさんは「世界の火口の写真集を見ていると興奮してくる!」というほどの火山好き。
彼女とは、とっても面白い会話を楽しみました~。

みきさん「日本には煩悩の数だけ、活火山があるんだよ~。」
私「それが最近増えて110個になっちゃったんですよ~。」
みきさん「キャ~!煩悩が増えちゃった~!」

私「その格好、ジオガールって感じですね。」
みきさん「“ジオガール”って“痔があ~る”みたいですね~。」
私「な、なるほど…。」

私「この辺りは左巻きのカタツムリが多いんですよ。」
みきさん「へ~、人間のつむじはどっち巻きが多いんですか?」
私「…どっちだろ?(^_^;)」←返答不能

他の取材陣も山男で、火山の景色を大絶賛!
「火口のそばで火山と一緒に一晩過ごしたい~!」と叫ばれてました(^^)v

普段見慣れた割れ目火口横の黒い山も…
「クジラの背中みたいでカッコイイ~!」byみき

そ、そう言われたら、クジラの背中に見えてきました(^。^)
なんて素敵な感性なんでしょう!

ジオパークの目指すところの一つは、科学的に裏付けのなる正しい内容を、誰もが楽しめるわかりやすい言葉や表現でより多くの人に伝えること。
みきさんの感性は、専門家と一般の人の橋渡しにピッタリな感じで「おお!ジオパークの翻訳家見つけ!」って感じでうれしくなりました~!(^^)!

昨日のツアーはご家族連れと若い女性の混合チーム

三原山では、台風後、一時的に姿を見なくなっていた虫たちが、日を追うごとに増えてきて食事や産卵に大忙しでした。

虫好き少年のおかげで、虫の顔を皆で楽しみました。

ショウリョウバッタの色違いゲット!

この正面顔がなんとも可愛いんですよね~(^。^)

面長で…(笑)

産卵中のトノサマバッタも発見!

ムンズとつかまれても、我慢して卵を産み続けていました。

小さな溶岩を持ち上げて頭を出しているキノコも人気でした。
30cm四方に3~4個見つかりました。

溶岩の中から「コンニチワ~」っていう感じでしたよ~(^^)v

そして昨日、皆で見とれた風景はこちら。

雲に隠れた太陽が海の上のピンク色の帯を照らし出していました。

そして見る見るうちに帯が伸び…

ついに岸まで届きました。
「ウワ~!岸まで届いた!!」
ツアーの最後を飾ってくれた、素敵な風景でした。

そして今日は2時間のショートツアーでご希望の裏砂漠へ。
車から降りて歩きだすと雨が降り、車に戻ると雨がやむという絶妙なタイミングでのツアーとなりました(^_^;)

車で走っているときは山の姿がくっきり見えていたのに、歩き始めたとたんに白い霧がモクモクやってきて…
「な、何も見えない~!」

「念のためおまじないに持っていきましょう。」と言って店から持ってきた傘をさしながら霧の中を前進。
三原山が見えるところまでやってきました。

少し待っていたら、期待通りに霧が晴れて三原山が姿を現しました!

晴れの日とはまた違う、劇的な登場の仕方です!

白い霧の奥から姿を現した三原山の前で記念撮影。

裏砂漠の景色と大島らしい雨と風を全部一度に体験できたのですから、これはこれで「絶妙なタイミングのツアー」と言えるかも(^^)v

天気も、風景を彩る色も、生き物たちも日々移り変わり、毎日楽しい大島なのでした(^O^)

(カナ)