森を抜けて海に近づいたら、まだ海も見えないうちから木が道をふさいでいました。

こんな所まで波が来たんですね…。
木をまたいで先に進むと、ますます沢山の木が…(^_^;)

歩きにくい~。
やっと海岸に出ました。

海岸は、かなり姿を変えていました。

通路(?)が砂で埋もれて、低くなってます。
1年3カ月前の写真と比べてみてください。

海に向かって左手にあった、ちょっと素敵な模様の壁はどうなったでしょうか?
1年前は、こんな壁でした。

ガラガラに崩れて、見る影もありません。

特にこの辺りの崩れ方は、激しかったです。
火山灰が水と一緒に流れてきて固まっただけのような地層ですが、周囲よりずいぶんもろいようです。

このまま海岸の砂となっていくのかも。
壁の穴で暮らしていたカニ達は、どうしているのでしょうか?

右側の壁にいっぱい穴があいていて、密かに「カニアパート」と呼んでいました。
砂地に大きい石が転がっているということは、巣穴の壁にも相当な勢いでぶつかったと思われます。
いつもは何匹もチョロチョロこちらの様子をうかがっているカニ達の姿がほとんど見えません。

シ~ン…
でも、ジッと穴の前で待っていたら、奥のほうにカニの姿を見つけました。
合計3匹発見!…台風前の半分以下という感じでしょうか?

これは1年前の写真です。
今日はかなりビクビクしていて、一度近づいたらもう出てきてくれませんでした。
カニアパートのそばの“流れるような模様が目立っていた岩”はどうなったでしょうか?
台風前はこんなふうに、静かに横たわっていました。

ずいぶん大きく変身しました!

倍近い大きな岩だったのですね!
砂の下に埋もれた部分がこんなに赤かったとは、想像したこともありませんでした。

きっと色々な過去の出来事があったのでしょうね。
今回はギリギリセーフだったらしい植物の根。

次の大きな台風を、無事乗り越えられるのでしょうか?
海岸には、ちぎれたカイメンがうち上がっていましたが、圧倒的に多いのは人工的なゴミでした。

特に目立ったのが発泡スチロールです。
溶岩の隙間に、粉々になった発泡スチロールがはさまっていました。

一見磯に暮らす小型の貝のようですが、近づいて見ると、全部発泡スチロールなのです。
こんなふうに砕けてしまうのですね。
この景色、ちょっと悲しい(-_-;)
よ~し、今度はゴミ袋持参で来るぞ~!
(カナ)