お正月の風景

皆様はお正月三箇日を、どのように過ごされましたか?
私は強風の中のツアー2日間と山頂ジオパーク展ガイドで、時を過ごしました。
3日間の風景、少しずつ報告します。

1月1日
旅行が趣味で、旅先ではできるだけガイド付きツアーに参加しているというご夫妻のツアー。

この日の富士山は既に元旦のブログに載せましたが、空の雲も面白かったです。
外輪山から上に向かって伸びるような雲が、まるで洗濯板かあばら骨のように何本も並んでいました。

写真に写っているものの3倍ぐらいの長さで続いていました。
「こんな雲、始めて見た~」お客様と同じ意見でした!

氷の芸術祭も始まりました!

ツララがいっぱい~。
様々な作品ができていましたよ。

「寒そうだね~。」
「イヌツゲかわいそう。」

これまた全員、同意見。

「これスゴイ!」
「素敵!」

グルグルねじれるのはわかるけれど、どうして真横に突き出したのでしょう?
う~ん?わかりません…。

落ちていたハチジョウイタドリのタネを風に飛ばして…

「頑張って生きるんだよ~。」とお客様。
(応援ありがとうございます!)


1月2日
2世代のご家族連れのお客様とのツアー。

強風だったので三原山に登るのはあきらめて、ふもとの溶岩や森をゆっくり回りました。
「今年の干支ですね。」とお客様に言われたのが、この風景。

溶岩流がヘビに見えます。
そうか~年賀状、これにすれば良かった(笑)

桜株にも立ち寄りました。

そうしたら、お父さんが突然「怪獣がいる!」と…
「か、怪獣?」思いもよらぬコメントに、うろたえ気味の私(笑)

すると、さらに息子さんが「あ、本当だ。怪獣に見える。」と発言。
「???」

「?」だらけの私の表情を見て「この角度から見ると怪獣に見えますよ。」とお父さんが教えてくれました。どれどれ…

あ、見えました~!
背びれの長い恐竜のような四つ足の生き物が、草を食べていました。

右に頭があって、左に尻尾が伸びています。
読者の皆さんには、怪獣が見えましたか?

「人の感性って、それぞれで面白いですよね。」と奥様。
全く同感です!

「さしずめサクラザウルスだね。」と、名前も決定しました。
サクラザウルス第一発見者のお父さんを中心に、ご家族の皆さんです。

これからは威厳のあるサクラ姿とともに、怪獣さがしも楽しめますね。
お父さん、素敵な発見ありがとうございました!

1月3日
山頂ジオパーク展ガイド。

今日は山に登る人が多かったためか、ジオパーク展に立ち寄る人はわずかでした。
バーチャルツアーの上映は、お客様2名ずつで計5回。

人数は少なかったですけれど、島内在住の方達とジオパークの話しをすることができたり、バーチャルツアーを見た島外からのお客様に「ジオパークってこういうことだったんですね。」と言っていただいたりと、嬉しい1日でした。

夕方、山を下りる直前に、雪がチラつきはじめました。上空に雪雲があって暗いのに、その周辺は雲が薄く山に光が当たって溶岩流がクッキリ浮かび上がっていました。

渋い~。
日頃の三原山の景色の中でも、1~2を争う渋さです!(笑)

そして車での下山中「夕日が奇麗だな」と思って何気なく空を見ていたら…
「あれ?あの雲どこかで見たことがある…」と、ふと思いました。

読者の皆さんは、夕日の前を遮る雲の形に何か懐かしいものを思い出したりしないでしょうか?

私は昔よく遊んだ「あの形」を思い出しました。

それは、これです。

影絵で作った犬(狐だったかも…)の形。

片手でカメラを持っているので、上手に写せないでいるうちに雲が崩れてしまい満足度は50%ぐらいですが、かなりまじめに奮闘しました(笑)

お正月らしい、素敵な3日間でした。

(カナ)