ハートの奥の風景。

海の常連のKさんからのリクエストで、三原山を歩きました。

目が良くて海の中でも様々な小さな生物を見つけるKさん。
今日も次々に「おお~!」と思うものを見つけて、教えてくれました。

まずは、今年初開花のセンブリの花。1cmないぐらいの可愛い花です。

昨日まで「まだ咲かないなぁ」と思っていたのですが、ついに咲き始めました!

イズホソバテンナンショウの実。
何者かが食したあとのようです。

お菓子みたいな色使いで、とても美味しそうでした。(実は毒があるのですが…)

ノコンギクの花弁の上の、細かい水滴。

かなり細かい透明な粒々なのに、よく気がつくなぁと、感心しました。

つややかな緑色のクサギの実!

藍色の大きな実は普通に見かけますが、小さなうちはこんな色をしているのですね。

そして、こんなものも見つけてくれました。

タネが捻れてる…ってことは、ネジバナ!?
ネジバナのピンク色の可愛い花は目立つけれど、タネをじっくり観察したことはありませんでした。

割れて隙間ができた鞘もあれば…


鞘がボロボロになっているものにも、出会いました。

ネジバナのタネは、はじけて飛んだりもするのでしょうか?

ところで今日「きちんと写真を撮りたい」と思っていたものが3つあります。

その1「アザミに集まるハチ。」

ハチ達が花粉を舐めているのか蜜を吸っているのかを追求したかったのですが、
あまりに深く頭を突っ込んでいるのでナニが行われているのかはわかりませんでした。

唯一これが、何となくわかるような?

その2「大きなススキと人」
風にたなびく黄色い穂と、青空の組み合わせが最高です。




その3「溶岩の隙間ごしに見えるイタドリ」
昨日のツアーでこの風景に気づき、ゆっくり時間をかけて撮りたいと思っていました。

溶岩が焼き尽した台地の上に一番最初に芽生えるイタドリ。
生命の象徴のようなイタドリの葉が、ハート型の溶岩の隙間に見えています。

近づいて撮ってみました。

ちょっとハートが崩れちゃいましたが…。

「この位置からなら、ハートに見えるかな?」と研究中のKさん。


転がっていた石に、風が砂を吹き付けて、出来上がった半分粘土細工を施したような風景。




溶岩と青空!


などなど、楽しいツアーでした!

(カナ)