1年後の元町溶岩流。

昨年の台風26号土砂災害で土砂が流れた“元町溶岩流”に行って、写真を撮ってきました。

土砂は溶岩の幅の半分ぐらいを埋めて流れ、溶岩の隙間を埋めて歩きやすくなりました。そしてその土砂の上では、様々な植物が成長を始めました。

昨年の11月10日の元町溶岩流から目の前の山を見上げた風景。
 

こちらは今日の風景です。

斜面に凹みがある所には、かなり密集して植物が生えているようです。

そして、沢を流れ下った溶岩の上。
写真左側が土砂が流れた場所、右側はもともとあったゴツゴツガラガラの溶岩です。

右と左で植物の生え方が、全然違っています。

1年前のほぼ同じ場所。

写真の左下に私の足の付け根ぐらいの高さのニオイウツギの木があったのですが…

それが今日は、見上げるような高さになっていてビックリしました!

2mぐらいの高さにまで成長したのではないかと思います。
(たった1年で1m以上伸びるのですね!)

さらにふと足もとを見ると、大小さまざまなニオイウツギの芽生え。

まったく栄養分のない溶岩の上には、生え始めることができないニオイウツギですが、土砂の上では天下をとっている感じでした。

ニオイウツギのタネ達は、土の中で眠ったまま機が熟するのを待っていたのでしょうか??、

驚いたのは、時期外れの花があちらこちらで咲いていたことです。

本当は5月ぐらいに咲く花なのに…台風が大変だったので、少しでも繁殖の確率をあげようと頑張っているのかもしれません。
ニオイウツギのたくましさにやや茫然となりました。

では最後に、今日見つけた奇麗なものを少し…。

溶岩を飾る、ツタの紅葉。


ノコンギクの花束。


(カナ)