芽吹きの季節。

冬の間、葉を落としていた植物たちの芽吹きの季節。
歩く度にどんどん景色が変わっていきます。

4月6日のミツバアケビ

小さな3枚の葉を広げ、同時に花のツボミも伸びていました。

3日後。

あちらこちらのツボミが、開きかけていました。

『猿を取る』ことができそうなほど、縦横無尽にツルをのばすサルトリイバラ。

芽生えた時から、近くのものに巻き付くためのツルが伸びていました。
巻き付く相手が見つかるのはいつでしょう?

「打ち上げ花火みたいだなぁ」と毎年思う、イタヤカエデの若い葉たち。

今年もなかなか華やかでした。

一方、オオモミジは若干芽吹きが遅いようで・・・

3日経っても、あまり変わらないばかりか・・・

まだまだこれから・・・のものも、多いようでした。

寒くてヤル気が出ないのかも?

小さなカワイイ花を咲かせるメギは、新しい葉とほぼ同時にツボミもつけていました。

でも、メギの花って下向きにつくんですよね。
「いつ、上から下に行くんだろう?」と不思議に思っていたら・・・

あ、なるほど。

ツボミごと垂れ下がるのですね!

とても立派なマムシグサ(本名はイズホソバテンナンショウ)を見つけました。

これだけ太いと、本当にマムシみたいです。

3月2日に、マムシ模様がパカッと割れて中から緑の葉が覗いていたので、経過を見ることにしました。


翌日には、かなり葉っぱが伸びていました。

「この勢いでいけば数日で、葉が全開になるのでは?」と、思いましたが・・・

3日経ってももまだこの程度。

寒いから、葉を広げずにグズグズしているのかも??

アオキが小さな花を咲かせ・・・


オオバヤシャブシも、赤い雌しべを伸ばしてかわいいです。
・・・あ、でも待ってください。この花の付き方、ちょっと変です。

オオバヤシャブシの雌花は雄花よりも枝先につくのに、これは逆です。

こちらがよく見るタイプのオオバヤシャブシです。

ってことは・・・赤い雌しべがついていた枝は、先祖返り?
それとも私が知らないだけで、実は雌雄の花の順番はバラバラだったのでしょうか??(疑問が増えました~)

そして最後に、大島といえばやっぱりコレ。

穴だらけの黒い小石を押しのけて、地下からニョキニョキ頭をもたげ・・・

あっという間に春の三原山を赤く染めていくハチジョウイタドリの芽吹きです。

つ、強そうだ~。

歩く度にどんどん変化する植物たちの姿。
春の三原山歩き、とっても楽しいです!

(カナ)