24日は朝から2時間「中島台」というブナの森を、案内してもらいました。

木道が整備された歩きやすい道です。

明るい緑と鳥のさえずりが快適でした。
ガイドさんは時々立ち止まって「自分だけで歩いていたら通りすぎてしまいそうな風景」を教えてくれます。
たとえば…
弱った木を保護してある状態を「包帯巻いているんですよ」という言葉で紹介してくれたり…

高さ10cmぐらいの小さな、ギンリョウソウの果実を教えてくたり…

(花は富士山で見たことがありますが、実の状態は初めてでした!)
朽ち木に刻まれた「クマの爪痕」を教えてくれたり…

木の幹のちょっとした傷跡から…

クマの子どもが木に登る練習に使ったと思われる木を紹介してくれたり…

(爪痕が証拠)
「私、写真撮るんですよ。ですから、こういう木漏れ日の写真、よく撮ります」と、さりげなく足元の「光」に気づかせてくれたり…

とても面白かったです。
足元のブナの実も見せてくれました。

昨年は豊作だったが今年はあまり実がつかないだろうとのこと。
ところでガイドさんの説明の中で、最も面白く「へ〜!!」と思ったのが、このクイズでした。

なぜこの森には、グニャグニャ曲がった木が多いのか?
それはもちろん、解答1の「積雪が多いため雪の重みで変形した」じゃないんでしょうか?
「答えは15分後にお見せしますので」と謎めいた言葉を残し先へ進むガイドさん(^_^
私、こういうクイズに弱いんですよね(笑)
頭の中を「?」でいっぱいにしながら歩きました。
それにしても、スゴイ曲がり具合。

曲がった木の幹に凹みができて水が溜まり、動物たちの水場にもなっているそうで…
でっかい山のナメクジも這っていました!
サイズ的にイスにちょうどよいこともあり「ニンフ(森の妖精)の腰掛」とも称されているようです。

これもなかなか座り心地が良さそうです(^▽^)

ガイドさんは、この近くで「クイズのヒントです」と言って小さな四角く並べられた石を見せてくれました(写真はありません(^_^;)
しかし答えはわかりません。
木が「わかった?」という顔をしてこちらを見ていました。

(これもガイドさんに教えてもらいました)
そしてついに…クイズの答えにたどり着きました!

炭焼き窯…なるほど!
炭焼きのために切られた木の切り株から再生した樹形だったのですね!
…ということは、正解は4の「人為的な要素」だったのですね〜。
そういえば大島の森にも炭焼き窯の跡があって、山形の人が炭焼きの技術を教えに来てくれていたと聞いています。
「つながり」を見つけて、嬉しくなりました(^_^)
そしてこの日の目的地。
「あがりこ大王」と呼ばれる巨大ブナに到着しました。

グルリと一周しましたが、堂々とした実に威厳のある立ち姿でした。

惚れ惚れ(^▽^)
…で、最後はもちろん「あがりこ大王ポーズ」で!

メチャメチャ楽しかったです。
あまり楽しくて、すっかり長くなったので続きは明後日に(^_^;
次回が鳥海山報告、最終回です(^▽^)
(カナ)