10数本のスダジイの巨木が森を作る「シイノキ群叢」を最後に訪ねたのは、6年前の2014年5月。(当時ののブログはこちら)
入り口がわかるかが心配でしたが、かろうじて看板が残っていました。

2回ほど小さな沢を越え、細い山道を歩くこと10分。
大きなスダジイの木が生えている場所に到着しました。

スダジイの枝が何本も地面に落ちていて、ちょっと驚きました。

6年前はもっと、スッキリしていたような…?
頭上を見上げると、途中で折れている枝が何本も!

昨年の台風の影響でしょうか?
驚いたことに6年前は、幹が見えないほどの「ひこばえ(樹木の切り株や根元から生えてくる若芽)」に取り巻かれていた木は…(写真は2014年5月撮影です)

めっきり「ひこばえ」の数が減り、幹が見えていました!

そして逆に、6年前は「ひこばえ」が少なかった隣の木に、たくさん生えていました!

「ひこばえ」は勢いの衰えた老木が、生き残りをかけて新しい枝を伸ばすものと思ってたのですが、こんなふうに数が増減するのですね!
空に向かって枝を伸ばす、大きなスダジイたち。

よく見比べたら、このデザインも微妙に変わっているのかもしれません。

森の溶岩にも、ちょっぴり苔が増えたかな?

裏砂漠や三原山の裸地からの再生と違い、パッと見ただけでは変化がわかりにくい巨木の森ですが、6年の歳月分だけ変化してることを肌で感じました。
(かな)