続報!!

お待たせいたしました。
先月24日の続報でございます。

あれ以来ほぼ毎日現場に通っていました。
親鳥(たぶんオス親)がいるのは何度も見ていました。
よそ様のブログを拝見するとヒナが成長してくるとメス親も姿を現すそうで、その姿を期待していたのです。




そして今週水曜日の朝のこと。

いつもとは違う高い場所に親鳥の姿を見つけました。
「あれはお父さんかな?」と思って見ていると、近くに別の鳥っぽい塊があります。
「おぉ!お母さんが出てきたのか!?」喜びじっくりと観察してみると・・・その後姿はやけにフワフワしています。


これは巣立ったヒナに間違いありません。
バッチリ、アオバズクの親子です。

他にもヒナがいないかと双眼鏡で丹念に調べましたがわかりませんでした。

とにかくアオバズクの巣立ちを確認したのです。
このうえなく嬉しい気持ちでいっぱいでした。


そしてその日の午後、再び訪れてみるとオス親がとまっているところとは反対側にアオバズクの成鳥を発見!
これはきっとメス親に違いないと思います。


私に気付いて緊張し細くなってます。ごめんよ~。

お母さんとは初めての対面ですね。
どうもはじめまして。がんまです。




こっちは反対側のお父さん。


私に気付いても「あ、また来たの?」みたいな感じ。




そしてそして!!
朝ヒナがいた高い場所を探してみると・・・


ヒナが2羽になっていました。
コッチ見てる!

このアオバズク一家は4羽家族なのかな?
朝よりもさらに嬉しい気持ちで帰路につきました。



翌日の木曜日も朝出掛けてみました。
しかし1羽も姿がありませんでした。
両親に連れられてもっと深い森に入ってしまったんだ・・・そう思いました。

でも。

なんだかこの家族にはもう1羽末っ子がいるような気がしてなりませんでした。



金曜日、昨日の朝も行ってみました。
姿はありません。
うーん・・・やっぱりもうこの場所にはいないのか・・・?


でもでも。
どーしても末っ子がいる気がして仕方のないワタクシ。

午後も行ってみました。


すると・・・





やっぱりいました!!
水曜日に見たヒナたちよりもとても低い場所にじっとしていました。
これは末っ子に違いないのでは?

それにしてもなんというかわいさ!!
尾羽もまだ短いですね。





真ん丸な目で生まれて初めて見る(たぶん)人間(私のことね)を凝視しています。
ホントかわいい!
かわいいけど、さすが猛禽。
爪が鋭いです。

きっと近くに親鳥がいるはずだと思い探しましたが見つかりませんでした。
私が見つけられなかっただけで、向こうはどこかで見ていたかもしれませんね。





でもって、もちろん今朝も見に行きました。
水曜日にヒナがいた場所を探すとすぐに見つかりました。






少し離れた場所に1羽。







3羽の位置関係はこうなっています。






2羽のヒナの下方にはお父さん(たぶん)








あ、お母さん(たぶん)発見!








ヒナとお母さんはこんな位置に。



両親は子供を自分たちの間にはさんでしっかりと守っているのですね。
ジーンときます。





ヒナが私に気付きました。


見てる見てる~。





お母さん側にいたヒナちゃんは・・・


アレマ!こんな格好で!!
しっかりとガン見しています(笑)



この場所は蚊の攻撃が尋常じゃないので、虫除けを塗っていても長時間いることができません。
今朝もなんとかがんばって20分くらいが限界でした。


その間のお父さんはというと・・・



最初にちょっと顔を上げただけで、あとはずっと眠っていたようです。
まだまだ自分で獲物を獲ることができない3羽のヒナたちのために、一晩中狩りをしているんでしょう。
ヒナが巣立ったらお母さんも獲物を探しに出掛けるのでしょうか?
そうしないと食べ盛りの子供たちを養っていけませんよね。

昨日はヒナたちがいる樹の下にはツバメが落ちていました。
ヒナが受け取り損なったんだと思います。
アリたちのご馳走になっていました。




24日の続報、と書きましたがあのころに卵が孵ったとするとアオバズクの巣立ちは孵化から約28日だそうでちょっと計算が合いません。
あの卵の殻は別の鳥のものだったのでしょうか!?
3羽の他にまだヒナが残っているのでしょうか!?

少し謎が残りましたが、人生に謎は付き物。


私のアオバズクの森通いはもう少し続きそうです。






今日出会った鳥たち(声のみを含む)
ミウシノリガモウミネコアマサギタカブシギ(?)、イソシギキアシシギ、トビ、オオタカまたはハイタカ(幼鳥)、アオバズクコジュケイ、キジ、キジバトホトトギス、ツバメ、キセキレイイソヒヨドリ、ウグイス、シジュウカラヤマガラメジロホオジロカワラヒワ、スズメ、ハシボソガラスハシブトガラス


         がんま